この初心なるいまを忘るな
2018-04-02
新年度初日卒業生にメッセージ
明日には辞令交付式との
新年度初日が日曜であったが、いずれにしても新たな気分の朝であった。ここのところ新年度の態勢を整えるべく研究室の整理に赴いているが、5年分の保存資料の置き場にはあれこれと思案しなければならない。また書棚の構成も担当科目の変化に伴い、徐々に入れ替えをしていかねばなるまい。この何かが始まる胎動を感じるような時間は、悪いものではない。研究でも教育でも、新たな構想に胸を踊らせるのは楽しいものだ。その環境づくりには、労を惜しむべきではないと常々思っている。
夕刻になって馴染みのカレー店に出向いた。以前はゼミ生がバイトをしているという縁もあって、居心地のよい店である。すると卒業生たちはどんな新年度を迎えているかと気になり、グループメッセージを送信した。最近は便利なもので、普通にゼミで会話をするかのように全員が言葉を交わすことができる。その全員が「明日が辞令交付式です」とあって、いよいよ社会人・教員としての前夜に胸を踊らせていることが伝わって来た。そのメッセージの言葉には、生き生きした「初心」が込められていた。そう!この夜の「初心」をいつまでも忘れず、立派な教員として歩んで欲しい。
謙虚かつ信念を忘れず
まさに「染まずただよふ」の境地
今頃はちょうど職員室で、ぎこちなく動いている新人教員の姿が浮かぶ。
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