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地域読み語り会との交流

2018-03-30
対話的読み語り
小学校の朝の時間ボランティア
お母様方と学生の交流

ゼミ生を中心に地域の小学校にて、「読み語り」ボランティアを実践している。この3月に卒業する学生が通い始め、その実践に基づいて卒論の題材とした学生もいた。その活動は小学校PTAを中心に以前から行われていたもので、その輪に学生を入れていただいた形である。お母様方も当初は、「果たして学生で大丈夫なのか?」と不安が大きかったというが、実践を繰り返すうちに豊かな交流機会になって来たと云う。この日は僕とゼミ生数名が参加して、「読み語り」を考える懇談会&年度慰労会が開催された。講演のように話してくれと依頼されたが、僕の主義として「対話的懇談」がよいと進言し、自由に日頃の疑問などを語り合う会となった。

話の切り口は「オノマトペ」のこと。「絵のない絵本」のような言葉遊び的な内容に、果たして意味があるか?とりわけ教育現場で実践する場合、何か教訓・道徳めいた内容がなければならないか?読み語り実践後に、子どもたちが盛り上がってうるさい状態になり先生に怒られてしまうのをどう考えればよいか?平板に読むか、感情を入れ込んで伝えようとする読みをするか?など個別の質問に対してお母様方の意見も交えて、豊かな懇談が続いた。むしろ句読点を厳密に守って読むことで、日常言語から乖離した違和感が生じてしまうこと。抑も「読み聞かせ」という用語を使用しているが、上から押し付けがましい印象が拭えないゆえ、新たな用語を開発すべき等々、2時間はあっという間に過ぎていった。

聞き手の反応を受け取り読み手が変化する
「対話的読み語り」の効用を考えよう
AIの「読み上げ機能」にない人間の声の意味を、将来にわたって考えるべきではないか。


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