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地域の図書を集めます

2018-02-21
そこにしかない品揃え
そんなお店に魅力を覚えるように
図書館も「グローカル」なコーナを新設

附属図書館運営委員となって、この3月で丸3年となる。この間、「ラーニングコモンズ」の新設や使用方法、「学生サポーター」の新設や活動、そして図書館の配架を含めたレイアウトの再考などに関わってきた。単に図書を利用して「静かに勉強する場所」から、「話し合い動き合い創造する場所」への転換がいま、大学図書館には求められている。そうした意味で先進の施設運営をしている大学へ赴いたり、国立大学図書館協会のシンポジウムなどにも出張させてもらってきた。館長や副館長とともに動いてきた甲斐もあってだいぶそのような改革も形になってきたが、いま少し具体的に現実にできることがあるのではないかと思っているところであった。

そんな折、図書館事務職員の方々からのお声掛けで、1階に「地域の図書」コーナーを新設し併せて留学生向きの図書をまとめて展示し、カフェスタイルで閲覧できる空間を創る提案がなされた。その場にどのような図書を置くべきかという点で、僕と歴史を専門とする先生とが相談にのることになった。「地域学」というと未だ学問分野では馴染みが薄いが、「地方創生」や「地域の活性化」などの号令に伴って、最近勃興してきた分野・用語である。本学にも「地域資源創生学部」ができて2年目となるが、地方国立大学が担う大きな使命の一つとも言えるであろう。新分野というのは多様な捉え方が可能なので、「地域学」というカテゴリーに囚われるよりも、「みやざき」そのものをコンセプトにして、柔軟に図書を揃える方がよいのではないかという方向に話は進んだ。

もちろんまずは「短歌県」として「牧水」関連図書
そして2020年国民文化祭へ向けて「神話と食」
歴史・産業・自然などと図書を通じて新たな発想が生まれる空間にすべく。


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