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芸術で子どもたちに笑顔を

2018-01-26
芸術家派遣事業
〈教室〉の日常を超える時間
県内関係各機関との連携も深めて

この5年間で取り組んで来たことの一つに、芸術家派遣事業がある。親しい落語家さんや俳優さんに演奏者さんらに依頼して、小学校・中学校の子どもたちに体験的ワークショップを展開するというものである。また演出家の方とタッグを組んで、僕自身が朗読家としてワークショップも実施している。遠く宮崎までお出でいただいた友人のみなさんに感謝申し上げるとともに、この事業に取り組んで来た意味を一旦は総括せねばならない時期だと思っている。また県立芸術劇場や子ども文化センター、また地元新聞社文化部の方々など、この事業を通じてお世話になり連携を深めた方々もいらっしゃる。最近は子どもの貧困への支援などに朗読や演劇の手法が活用できないかと連携を深めている。

こうした事業を本学の「教育協働開発センター」が統括しているが、その組織内グループの「ユニットリーダー」に指名していただいた。他にも美術専攻や音楽専攻の先生方がこの事業に参加するが、より学内の連携を深めて実施するための「リーダー」ということである。例えば、美術担当教員が指導して舞台を子どもたちと手作りする、そして声楽やピアノ担当教員とともに、朗読に歌やピアノによる演出を交響させる。いずれは大学キャンパス内にテント式小劇場のような施設ができて、こうした芸術体験教育の中核的な場所になればという夢の構想もある。この日は事業趣旨に賛同する学内外の方々が集まり、宮崎の美味しい食をともにしながら楽しい歓談の集いがあった。ユニットリーダーとして乾杯の音頭もとらせていただいたが、いずれにしても宮崎の子どもたちに豊かな笑顔を贈り届けたいという気持ちを再確認した。

雁字搦めの〈学校〉から解放する芸術を
演じること・描き創り出すこと・奏で歌うこと
単なる「鑑賞教室」の時代はとっくに終わりを告げている。


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