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孤軍奮闘のち仲間あり

2017-10-16
毎度休日も研究学会準備
事務局の仲間と励まし合って
夜は若手の短歌仲間と出逢う

いつから落ち着ける休日がないであろうか?ゆっくり小欄を書いて、朝食を楽しみ海にでも散歩に行って、砂浜で歌集を読んだり自らの歌を詠んだり。好きな店で美味しいものを食べ、親友と語り合う。そんな理想的な休日が、もうすぐ戻るだろうか。休日の大学研究棟は人影も少なく、何やらの資格試験会場となっている講義棟から御手洗いを探しにき紛れ来た壮年男性に、場所を教える言葉を交わす程度である。ひとり研究室、ひとり印刷室にいると、大河ドラマの合戦シーンで孤軍奮闘する武将に自らを重ねてしまう。だが現代には戦国時代とは違って高度な通信手段がある。スマホを利用して学会の事務局長である盟友に疑問点を投げかければ、休日にも関わらずありがたい回答が寄せられる。彼もまた院生などの援助もなく、学会事務局の大役を2年間も背負っているのだ。それからすれば、僕などは季節ものに過ぎない。台風や噴火の不安なども付き纏うが「なるようになる」とお互いに励まし合っている。

この日は本来、市内の「歌碑巡りの旅」に参加する予定であった。若手を中心とする「とくとく短歌会」が主催で、宮崎大学短歌会のメンバーも「若手歌人」として解説者に名を連ねていた。彼らの奮闘ぶりとともに、より広く短歌を愛好する方々と出会えればと思い楽しみにしていた。何とか前日14日に学会準備の目処をつけて参加したいと思っていた。何よりそれこそお忙しい伊藤一彦先生も、ご参加されるわけである。だがしかし、前述のようにこの日も準備作業をしなければ、学会当日までの予定を消化することができないと判断し、前日の夜に歌碑巡りは断念した。せめて企画に尽力した方々を労いつつ学生たちの参加の様子を知りたいと思い、夕刻から打ち上げ会場へと向かった。其処では宮崎での短歌活動を、いかに学生たちの世代に引き継いでいくかという意味深い話題が展開し、3年後の国民文化祭に向けて様々な夢構想が思い描かれる開かれた豊かな仲間の集まりであった。こうした話題に再び勇気が溢れ、1週間後へ向けて英気を養うことができた。

宮崎のよさを挙げるならば
自然でも食材でも伝統文化でもなく
まずは何より「人」を筆頭に挙げるべきという思いを新たにした。


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