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牧水の繋ぐ縁よいまここにあり

2017-09-18
牧水のお孫さん曾孫さん
日向の地に出逢い楽しき懇談
牧水の命日にこれ以上なきありがたき御縁を

牧水祭は台風18号のために1日延期となったが、そのために日向を訪れている牧水のお孫さん曾孫さんらと懇親する席に、伊藤一彦さんとともに出席した。ホテルのロビーでお孫さんの榎本篁子さんと対面すると、その視線はまさに「牧水の眼差し」が感じられた。柔和で温厚なお人柄、何か自分が牧水の歌に惚れ込んでいるわけが、理屈ではなく腑に落ちた不思議な感覚に見舞われた。その上、榎本さんは「この台風の中、遠いところを」と我々の日向来訪を気遣ってくれている。そんな人と人を繋ぐ思い遣りが、牧水の血統の中で受け継がれているものかと、懇談を進めるうちに更に深い感慨を覚えた。

榎本さんには、小生の出身地・東京は田端のお話もした。それは実家のすぐ近くに、明治時代には歌人の太田瑞穂が住んでいたゆえである。その太田邸には、牧水の妻となった太田喜志子が身を寄せていたのである。榎本篁子さんからすれば、祖母にあたり喜志子は昭和43年まで存命であったから、記憶の中にたくさんの思い出があると云う。まさに牧水とその歌人としての人生を支えた喜志子の出逢いは、小生の故郷である田端なのである。田端文士村記念館の地図入りパンフレットも持参し、太田瑞穂邸と実家との位置関係などもお話することができた。ましてや小生が生を受けた産科医院のある路地や、幼馴染と遊んだ路地裏は、瑞穂邸のすぐ近くなのである。

牧水先生の繋ぐありがたき御縁
いま日向の地に自分がいることの理由
今日は1日延期となった牧水祭に臨席し献酒し御礼を捧げよう。


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