落語に学ぶ?
2010-07-09
8日(木)5月の末以来、40日間ぐらいの期間を経て、「落語に学ぶ」の第2回目。参加者が、それぞれに前回決めた噺を、自分なりの原稿として持ち寄った。根幹となる噺を、かなり現代的にアレンジしたものもあれば、噺の筋は変えようがなく、その流れに乗ったものなど、様々なタイプの原稿が披露された。小生の場合、けっこう自分が創る小話を入れて、全体を構成することができたが、ややネタが多く、無駄な部分が多いという、講師である噺家さんの指摘。日常的に、説明的な文章を書く機会が多いからか、言わなくてもよい部分を、確認のために言い回す癖が染みついているみたいだ。
最終的に、落語はことばで伝えること。その噺の場面を、その空間に再構成すること。なので、余計な説明はむしろ無駄になってしまう。まさに「机上」の中で、噺を作り上げたことで、余分な点をたくさん含み込んでしまったみたいだ。
自分自身で表現するということは、次に落語を聞く際に、新たな視点をもたらす。その構造や聞き所が今まで以上に意識できるようになった気がする。そして噺家さんの絶妙な話芸の展開。この紙の上に作り上げた内容を、人に伝わるようにするには、これから先も様々な段階が必要になるようだ。
次の1ヶ月半で、創り上げた噺を暗記して語れるまでに至る。
一筋縄ではいかない、話芸の奥深き世界の入り口まで来たような気がしている。
何事も経験が大切だと改めて思う。
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