ルーツー生まれ出づる理由
2017-09-03
性別・性格・なくて七癖自覚できない「性」の理由を見る
親戚従兄弟の会を楽しむ
3日間の集中講義を終えて、週末は越後路へ。母方の従兄弟親戚が、祖父の建築した神社近くの温泉に年1度集う会に参加するためである。自分が九州に赴任・移住したこともあって、こうした機会を設けないと、なかなか盆や正月に親戚が集うという機会も設けづらいわけである。祖父は宮大工の棟梁で、その地の山から樹を切り出して材料とし山道途中の切り岸の上に「高龍神社」という社を戦前に建築した。場所としては中越地震で大きな被害となった山古志村にほど近い場所であるが、その大きな揺れでも社は倒壊せず、その際に天井裏から祖父の鑿が落下して発見されたというから、それもまた何かのお告げではないかと親戚中の話題となった。
従兄弟親戚が集まるといつも思うのは、表情をはじめ何らかの類似点を双方の中に発見するということだ。そして言動や性格 などについて観察していると、自分でも「おやっ」と意表を突かれたような発見をすることがある。短歌創作を始めて以来、こうした観察眼を持とうと意識しているせいか、ついつい宴会などにおいても様々に「取材」をする意識が起動する。そんなことを考えていると、やはり自分の「主題」として「父母」を通じて何かを詠うことには、こだわっていきたいという思いが再認識される。不思議とこの地を訪れてのち9月の歩みは、幸運に恵まれ実りの秋となることが多い。
宴会から二次会のカラオケ
従兄弟たちとの楽しき時間
祖父母らがどのような顔でこの様子を眺めているだろうかと思う。
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