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「睡眠」「効率」と仕事の「質」のことなど

2017-06-19
「睡眠負債」という特集
寝不足が蓄積され知らぬうちに健康を害する
「時間」と「質」と「効率」のことなど・・・

日曜午後9時からのNHKスペシャルは、様々な現代的な問題を提起する。この日は「睡眠負債」という特集で、自分では睡眠が足りていると思っていても不足している場合が多く、それが長年続くと「負債」となり健康を害する恐れがあるというのだ。特に日本人は相対的に世界の中でも「睡眠不足」な国民なのであると番組は伝えていた。確かに「自分は何時間寝れば大丈夫」というものを「確信」している場合が多いが、それがいかに根拠なき「過信」なのかと反省させられた。僕自身が思い込んでいた「5時間」という睡眠時間は、ほぼ「最低限」の数値だと云う。人や環境によっても異なるというが、理想は「7時間前後」であると云うのだ。「睡眠負債」があると日中にも眠気に襲われて、むしろ仕事の作業効率は低下する。どうやら日本の「長時間労働」と「睡眠」に対する考え方にも相関関係がありそうだ。

「仕事」も「睡眠」も「質」が大切であると同時に、最低限の「時間」も必要なのだ。この「質」と「時間」とを踏まえた上で初めて「効率」を考えるべきなのであろう。なぜか「効率」が最優先課題と捉えてしまう悪弊が、現代社会では蔓延しているようにも思う。既に広く指摘されているように、就寝前の「スマホ使用」は目からライトを吸収し脳内で睡眠を促進する物質の分泌を抑制してしまい睡眠の質を低下させる。また朝はなるべく「上を向いて歩こう」が奨励されていたが、それはむしろ太陽の光を目から脳内に取り込むことで覚醒する物質が分泌されるからである。こうして「仕事」と「睡眠」の両者の「質」を高め、一方に偏らず双方の絶対的時間を確保し得れてこそ「効率」が上がるということになるだろう。以前に親友から「早起き」の方が健康を害するリスクが大きいという、オックスフォード大学の研究報告の記事を紹介されたこともある。あらためて自らの「睡眠」と「仕事」の双方をバランスよく見直すべきだと、今回は考えさせられた。

「睡眠」によって「仕事」も支えられている
悠々自適に何事にも囚われない人の健康そうなこと
人生は思い悩み苦労するためだけに生きているに非ず
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