宮崎大学短歌会ー題詠「サラダ」

2017-06-07
『サラダ記念日』30年記念トーク
題詠「サラダ」短歌募集
全員で出詠すべくまずは短歌会で・・・

今年は俵万智さんのベストセラー歌集『サラダ記念日』が出版されて30年になる。それを記念して今月25日に地元紙・宮崎日日新聞主催でトークショーが開催される。同時に題詠「サラダ」の短歌を募集しており、当日その中から「俵万智賞」が表彰されるというのだ。この地元地域でのまたとない機会に、宮崎大学短歌会としては参加しない手はない。ということで、この日の学内歌会のお題は「サラダ」として九首の詠草が提出された。30年前「「この味がいいね」と君がいったから七月六日はサラダ記念日」の一首は、それまでの「短歌」という概念を打ち破り、日常的な口語を導入しつつ爽やかな韻律に乗せて清らかな相聞歌(恋歌)として一世を風靡したわけである。「サラダ記念日」という語の鮮烈な印象、それは今でも旧くは思われず新鮮に人口に膾炙する一首であろう。

それだけに、題詠「サラダ」は難しい。元来「サラダ」という「料理?」の定義はなんだろうか?『日本国語大辞典第二版』によれば、「生野菜またはゆでた野菜を主材料とし、ハム、魚介、卵、果物などを取り合わせてドレッシングなどで調味したもの。元来、ロースト料理の付け合わせだが、前菜や料理の添え物としても用いられる。」とある。用例は1874年・服部誠一『東京新繁盛記』を初出として、漱石の『草枕』などにも見えて明治維新以後の語彙であることがわかる。短歌では、『日国』の用例として啄木の「新しきサラドの皿の 酢のかをり こころに沁みてかなしき夕」があり、また白秋の「サラダとり白きソースをかけてましさみしき春の思い出のため」が見えて、いずれも「かなし」「さみし」という心情とともに詠われている。さて学生たちの「サラダ」歌は、いかなるものであったか。本日〆切で投歌するので小欄では紹介できないが、なかなか多様な「サラダ」に対する感覚が詠まれており実に勉強になった。

学生たちの歌は、俵万智賞に選ばれるだろうか?
この日から新たな会員3名を加えて賑やかになった
学部専攻を超えた短歌談義がこの上なく面白い

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