商いのこころを忘れずに
2017-05-01
「いらっしゃいませ」その一言でお客のこころを掴む
商いの面白さと苦労と・・・・・
気温は一気に30度近くまで跳ね上がり、春なきうちに初夏の陽気が感じられる宮崎。明らかに違うのは紫外線量であろうか、3月頃とは観る景色にも変化が生じている。亜熱帯植物園の写真をFBにアップすると、3月に宮崎に来訪した音楽仲間がコメントして、「(花々が)俄然カラフルに」と伝えてきた。あらためてここは南国、そして自然の宝庫であることを再確認する。そんな陽気の中、まずは寝具の洗濯を。何より乾きが素早く、夜の爽快な寝心地を約束してくれる。午後は恒例、青島に出向いての読書。今読みたい歌集などを携えて、潮風に頬を撫でてもらう。さらには少々人と話したくなり、当地でマンゴー販売をする親友のお店を訪れた。
「青島ビーチパーク」なる海沿いの飲食コーナーも、陽気に誘われて開業。そこだけ都会的な、雰囲気と値段である不均衡さが漂う。それを尻目に、参道の中頃に構える親友の店舗へと歩む。「昭和」の雰囲気が漂う店先に、なぜか深い郷愁を覚える。自分が幼少の時に、両親と湘南の海岸辺りに連れて行ってもらった時の「気分」が保存されているからだろう。店先には、この時季から元気のいい色のマンゴーが並んでいる。中でも「ワンコイン」と手頃な、カットマンゴーの売り上げが好調だと云う。しばらく店先に座らせてもらっていると、丹念に一人ひとりのお客さんに対応する、商いの面白さと苦労が身に沁みる。お客様のこころを掴み、お金を払っていただくに至る苦労。「教師」は往々にして、こうした謙虚な気持ちを持てない場合が多い。「一人ひとりの子どもたち」を思い遣るのが「教育」であるならば、こうした状況を体験的にでも知るべきであると思う。学生時代の”バイト”は、こうした意味でも教師を目指す学生に必要な所業だと考えたい。
自らの学生時代を振り返れば
自家にて販売・配達を手伝うことも多かった
商いのこころを忘れずに教育に向き合うのことが、僕の両親との約束なのである。
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