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音楽は心の栄養

2017-04-30
「みやざき国際ストリート音楽祭2017」
街に流れる音楽は心の栄養
そして自らも音楽をする衝動を覚え・・・

宮崎では様々なイベントが行われているが、なかなか全てを見通すまでには時間がかかる。だがこうしたイベントで季節が感じられるようになってこそ、初めてその土地に住んでいるということなのかもしれない。先月に俵万智さんとメッセージをしていて「私は宮崎5年目を迎えます」と書いたところ、「私は2年目の後輩ですが、よろしくお願いします。」というご返信をいただき、聊か恐縮した。大学でも小生の方が後輩であり、もちろん短歌の上では仰ぎ見る存在であるからだ。だが、こうした小粋なことばをさりげなく織り込めるのは、さすがは日本でも指折りの言葉の使い手である。さて、その万智さんが地元紙に載せる月1回の連載で、この「ストリート音楽祭」のことを書いていらした。文化芸術には、常にアンテナ感度が鋭いことが、よい歌を創ることにもつながるのであろう。などと考えて、この日は歩行者天国となった、宮崎の中心街を歩き廻ることにした。

「ストリート」というと、バンド仲間の親友がいつも参加している仙台の「定禅寺通り音楽祭」を想像し、アマチュアバンドなどもたくさん並んでいるのかと思いきや、なかなかのアーティストたちや台湾の吹奏楽団などの演奏が繰り広げられていた。その音色を聞くに、やはり自らが唄ったり演奏したりするバンド魂が、心の中で疼いてくる。短歌も「読むは詠むこと」と実感するが、音楽も「聞くは奏でること」などと心の中での共鳴が止まなかった。そしてまた自らは体験していない、ジャズの演奏に、妙に心惹かれる思いがあった。そのステージを前に、芸術家派遣活動でお世話になっている方とも偶然に会って、その魅力を共有できた。その後、ある友人の方にお誘いいただき食事をともにしたのだが、その二次会でジャズバーに足を運んだ。彼らはアマチュアジャズバンドの活動をしており、そのバーの常連らしい。急にジャズはさすがに唄えないので、「昭和歌謡」で行こうということになり、「襟裳岬」や「長崎は今日も雨だった」などをジャズフュージョンで唄わせていただいた。これは昨年の桑田佳祐さんの活動「The Roots」にも通じる感覚となって、しばし音楽に自己陶酔する宵の口となった。

短歌も「音楽」が重要と佐佐木幸綱さん
もちろん朗読にも通ず
自分のまだ目覚めていない感性を今後も刺激し続けようと思う機会となった。

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