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無心の境地

2010-06-25

24日(木)仕事後に外部組織の会議。それも終えて向かったのは、この日に公示となった参議院選挙のある候補者事務所。かねてから、何らかの協力をと思っていたので、まずは公示日であるこの日に、事務所に出向こうと思っていた。この日を皮切りに、17日間の熱い選挙戦が始まったのだ。

 今の日本をどうするか?この問題山積の社会で良いのか?日本の未来は本当に大丈夫なのか?様々な疑問と不安が渦巻くこの何年かの世相。政治に関心を持ち、自らが参加する意識を持つべきであると思い、かねてから社会問題について考えてはいたが、それを何らかの形で行動にしたのは、今回が初めてだ。

 アメリカでオバマ政権が誕生したとき、アメリカ人の政治意識のあり方にある意味で感心した。1人1人が変革を意識し、それを選挙によって実現する。まさに民主主義のあり方を垣間見た気がしたからだ。日常から意識を持つことは前提として、自己の思いを政治に反映させてくれる候補がいれば、様々な議論を介して、その方を国政の場に送り込み、問題山積の社会を変革して欲しいと願い行動する。それが政治に参加するということだと思う。

 この日の事務所で行ったボランティア作業。選挙用の葉書枚数を確認し、100枚ずつ束ねる。選挙用のビラに管理委員会の証紙を貼り付ける。その極めて単純な作業を、ただ延々と繰り返す。こうした地道な作業が、1票1票の投票に繋がる。証紙を1枚貼ることは1票を訴えることになるという気持ち。だが、そうこうしているうちに、この単純作業に没頭してきた自分がいた。そして雑念を廃し、次第に「無心の境地」に至っていた自分がいたことを、後になって自覚した。

 何ら自分に利益があるわけでもなく、候補者の方の目標を叶えるため、無心のボランティア作業。これこそまずは政治に参加することでもあるという実感を持った。綺麗事や聞いたふうな事を語るのは誰でもできる。しかし、自ら無心の境地で、意味ある単純作業に取り組む。これぞ草の根の政治参加であるという気がする。

 8時を過ぎ、候補者ご本人を始め、この日の活動を終えた方々が外から帰還。熱い1日の中で、いささか陽に焼けた表情には、前を向いて歩む人々の、充実感が見られた。

 約2時間の作業を、まったく苦痛には感じず、淡々とこなすことができた

 無心の境地になれた充実感を手に、1人で選挙事務所をあとにした
 
 日本を考え、変えていく17日間の始まりであった
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