「痛い箇所に原因はない」トレーナーさんの名言から
2017-04-27
「痛い箇所に(痛みの)原因はない」尊敬するトレーナーさんの言葉
筋肉の鍛錬と柔軟性のこと
先月のことであるが、上京した際に嘗て通っていたジムを訪れた。そこには、過去の小欄で幾度なく賞讃してきた尊敬する女性のトレーナーさんがいる。「フィットネスは競争ではない」「柔軟性や可動域の広さが大事」など、随所随所に的確なアドバイスをいただき、僕の健康生活を支えてくれていた。宮崎に来てからもジム通いは継続しているが、正直なところなかなかこの次元のアドバイスをくれる方には出会えないでいる。よって数ヶ月に1度は、上京した際に彼女のレッスンを受けに足を運ぶ。裏を返せば、指導者たるやこうした乞われる存在を目指すべきであろう。先月に訪問した際の彼女のアドバイスは、「痛い箇所に(痛みの)原因はない」であった。これは身体のみならず、様々な事象に対していえるのではないかと深く考えさせられた。
人は痛みがあれば、その箇所において対処療法を採る。湿布などが、その代表的な例であろう。だがそれは、一時の気休めに過ぎない場合も多い。打撲などであれば、湿布によって冷やされて腫れが引くのは事実である。だが関節痛・肩凝りや腰痛には、いくら湿布をしても気休めのように思われる。そこで前述した名言「痛い箇所に原因はない」が考え方として活きてくる。例えば膝に違和感があれば、必ず上下の脚の筋肉が弱っている。腰痛ならば、首・肩から足まで様々な筋肉に張りが出て、肝心要の部分を硬直させている。特に筋肉量と柔軟性は年齢とともに必然的に衰えるので、意識した鍛錬が必要だ。そしてまた中長期的な視点も必要であるように思う。各部位に支障が出たらトレーニング方針を再検討し、徹底して筋肉と柔軟性に特化した内容を設定する。また今現在の鍛錬は必ず、10年後の自らの身体に反映するものと考えている。年齢の2桁目にあたる10年を、身体鍛錬の上でいかに意識し実践するかで、次の10年が決まってくるという実感がある。
研究や創作、そして心においても
「痛い箇所に原因はない」のだろう
となれば、脳内の活動的鍛錬と柔軟性を常に意識せねばなるまい。
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