急な夏日に春はいづこへ
2017-04-10
南国ながらなかなか来なかった春桜の満開とともに夏日にまで至る
衣服と寝具の整備に明け暮れて・・・
晴天の日曜日、宮崎でもようやく桜が満開になったと気象台が発表した。まさに「お花見日和」ではあるが、「夏日」はやり過ぎな気がする。一昨日ぐらいまでは、半袖はおろか春の装いどころではない気温で、冬物を仕舞い込めないでいた。この急激な気温上昇にあたり、衣類や寝具を一気に入れ替える必要性を感じたのでほぼ一日中、洗濯と更衣に時間を費やした。毛布類などは洗濯機で回しても水量が多くなるので、自ずと多くの時間を要する。ただ最近の材質は、乾きやすさだけは優れているので助かる。その他の寝具は、爽やかな色に替えて安眠が確保に配慮する。
「ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ」(古今集巻2春・87)は、著名な紀友則の歌である。「桜の花を散るをよめる」と詞書にあるが、「光がのどかな春の日に、どうしてあわただしく桜の花は今頃散っているのだろう」という解釈で、「のどかさ」と「あわただしさ」が対照的に共存する春の気分を詠んだ名歌である。古歌にはこうして「桜の花が散る」ことを詠むものが大半で、そこに春の時間意識が普遍的に存在することを考えさせられる。ちょうど一週間前は、待ちきれなくて名所まで花見に訪れたが、ほとんど咲いていない蕾を見てきた。満開となれば、「しづ心なく」家事に明け暮れるという、何とも無愛想な今年の春の表情である。
前期授業も開始
春に新たな足音が聞こえる
粘り強く日々を大切にし心穏やかに生きたい
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