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弱点に自覚的であれ

2017-04-07
ゼミの新人歓迎会
その前に年度始めの面談など
一人ひとりの弱点に自覚的であれ

「痛いところを突かれた」という成句がある。誰しも自らの弱点を指摘されると、このような思いに到るであろう。だが、なかなかその「弱点」を指摘してくれる人はいないものだ。すると自らの中で「弱点」をそれと自覚しないまま先に進んでしまい、肝心な折になってから実際に自らが「痛い目にあう」ことになってしまう。誰しも「弱点」を心のうちにおいて隠蔽し、むしろ自覚することを避けてしまうのであろう。年度始にして、ゼミの学生たちが研究室に集合した。全員で今年度のゼミ時間割やイベント類の日程などの確認を行い、概ねの方針や方向性を確認した。そして、4年生は個々に面談を実施し、主に現況の「弱点」を指摘するようにした。その指摘にもとづき”自らを変える”生活を進めることが、教員採用試験や1年後に現場の教壇に立つ上で、重要であると説いた。昨日小欄にも同様の趣旨を述べたが、己を「現場の教壇に立たせたい人材」として客観的に見てもらえるようになることが肝要である。

新たにゼミに加わったゼミ生は2名で例年よりは少なめであるが、やはり教員志望の意志は強いようである。志望動機や「国語」でどんな分野が好きかなど、こちらはお互いを知るための面談を進めた。研究室を持ってから、ゼミで「何ができるか」を自ら常に問い掛けている。単に「卒論指導」のみに終始するのは、本望ではない。人として教員としてどう成長するかを、あくまで念頭に置きたい。となれば、自ずと様々な体験活動に誘うことも多い。大学近隣の2校の小学校には、朝の読み聞かせにボランティアとして通う学生たちがいる。そこで培った繋がりから、授業見学や行事の参観など、自らの卒論や将来に資する活動に発展する。「学校」という範囲のみならず、短歌関係をはじめとする文化的な活動に様々な形で参加してもらうこともある。対外的には「忙しいゼミ」と映るようだが、学生時代の「無理をしてでも」の部分こそ、その後「生きる」上での糧になることが多い。現に新4年生の姿に、この1年間の成長を見る思いがした。

夜は新入生歓迎焼肉会
先輩たちは現場教員としてどんな顔で臨んでいるだろう
忌憚なくこころを通わせることからすべてが始まる。
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