実習はお熱く参りましょう

2017-04-06
「同僚になりたい」と乞われた実習生
新卒でも担任としてスタートしている
「実習」は練習にあらず「本番」そのものとして

「今日も熱かったですね!」と、昨年度の講義で親しくなった学生が声を掛けてきた。「今日」とは、在校生オリエンテーションの教育実習に関する説明会。朝から2年生・3年生・4年生と、90分を3コマ続きで説明役をこなした。「説明」というのは、往々にして無味乾燥なものである。重要な内容でありながらも、聴いている側の心の奥に届けるにはそれなりの工夫が必要である。多くの「知識」は、手引書なる印刷物を学生自らが読めばよい。その「理論」を「読み上げる」といった手合いの説明とは、一線を画したものを提供したいと常々思っている。「今」自らがどんな地点に立たされているか?そして何ができて何ができないのか?「生きる」上でどんな体験をしておくことで自らが豊かな人生を送れるか?そんな学生時代に必要な根本的な「問い」に訴えかけることを主眼に、「説明」を展開したつもりである。

冒頭に示したのは、説明会で学生たちに紹介した「先輩」たちの「過去」「現在」である。ある学生は附属学校の実習で担当教員から、「同僚になりたい」と言わしめた。卒業後すぐに県内の学校に赴任し既に1年が経過した。現場の教諭がこうした言葉を発するのは、これ以上ない賛辞である。彼は予想どおり採用試験にも合格し、現場で奮闘していると風の便りに聞く。やはり「実習」は、「採用」から「現場」への感覚に通じているということだ。「この人物を教壇に立たせたい」と思わせる「人」に成長するや否やである。また、先月卒業したばかりのゼミ生に新年度赴任を祝うメールをすると、「担任をもたせていただくことになりました。」という返信をもらった。そこで4年生を前に、「来年の今頃は現場で担任をしているんだ」と語り掛けた。それゆえに4年次の実習は、一人の「教員」として行動すべきだということを訴えた。それは既に「実習」ではない、まさしく「現場実践」の貴重な経験を積む場である。

説明を終えて喉の奥が熱い
そして学生の言葉に自らの熱意が伝わった思い
「説明」のあり方そのものに、さらなる問題意識が芽生えた。
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コメント:
2・3年生のときとは雰囲気が違う、実習オリエンテーションでした。4年生という立場になり、そして先生のお話を聞き、現場が近づいているということを考えさせられました。この実習に、1人の教師としての自覚と謙虚な姿勢で臨みたいと思います。
[2017/04/06 10:23] | 演劇部のうみんちゅ #- | [edit]












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