蜂の羽音に水仙芽吹く

2017-03-05
庭先に
ささやかな兆し
確かに春は歩み近づく

日々の生活に追われていると、身近な光景に無頓着になってしまう。毎日変わらぬ事務的な生活がある一方で、ささやかな自然に目を向ける感性を大切にしなければならない。「大切にする」とはどういうことか?まずは「気づく」ことからすべてが始まるということだろう。作歌を始めてからというもの、日常のすべてにこの「気づき」が深くなったような気がしている。それでも様々な歌人の歌集を読むと、自らの視点がまだまだ甘く大雑把であることを痛感する。ことばに落とし込んで良い歌に仕立てるには、何よりも誰もが見えてはいるが見ないようなことに「気づき」を持つということだろう。

庭を整えればそこに四季の巡航を色濃くすることも可能なのだろうが、残念ながらほとんど何も施していない。年2回は馴染みの植木屋さんが剪定をし、定期的に4回ほどは肥料と防虫予防を施してもらっている。そのお陰で垣根とわずかな植木はそれなりに綺麗に家の周りを飾っている。またこの時季になると、以前の家主がそのまま置いていった大型の鉢から水仙が芽吹き始める。それが何より春の到来を感じさせてくれる。先日はその庭先で洗濯物を干していると、蜂の羽音が耳を突いた。宮崎に来た年の春先に足長蜂に刺されたこともあって、「蜂」には警戒心が特に強くなってしまったが、不思議とこの時の小さな蜜蜂の姿には心を癒された。寒い冬を越えて自然の中で、確実に生命は新しい春に向かっている。

自らの中に自然がある
否、自らも自然の一部ではないのか
今ここにある自然に気づき、ありのままの己を受け入れていく。
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