「水に帰る」思考
2017-02-07
ゆっくり30分間水の中を進みながら考える
陸上とは違った感性とも思えてくる
先月からジムでのトレーニングに水泳を加えた。有酸素運動の不足を感じ、心肺機能を高めたいと思い立ったのが動機である。筋トレなどをした後は25mプールを10往復、水泳のみの日は20往復を基準とし、概ね前者は15分間、後者は30分間で消化できるので、往復回数を数えるのではなく時間に委ねて泳いでいる最中は他の思考に導くようにしている。ともかく途中で止まらずに、定めた時間まで泳ぎ切ることを心掛ける。一定の心拍数まで上げて20分以上の有酸素運動に、一定のトレーニング効果が認められていることが根拠でもある。筋トレ後は、クールダウンとして筋肉を冷やしてほぐす意味合いもある。
泳いでいて面白いと思ったのは、通常の時より思考が活性化するということ。いやむしろ思考が活性化する速度で泳いでいる、といった方が適切かもしれない。ある短歌の解釈を考えていたり、自分の短歌を様々にことばを置き換えて推敲したりしている。牧水は『短歌作法』の中で、歌ができない時は「散歩」が有効であるといった趣旨のことを書いているが、まさに目的も定めない”そぞろ歩き”のような感覚が作歌と相性が良いということだろう。確か脳科学者・茂木健一郎も、同様のことを常々述べている。水泳の場合はさらに全身運動、そして生物の根源たる「水に帰る」といった感覚が生じる。果たしてこの水泳が、僕自身の思考に何をもたらせてくれるであろうか。
人工的ながら自然回帰
歩む泳ぐを見直してみるのも
本日の牧水賞授賞式で、著名な歌人の方々に会うことなどを思考しつつ。
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