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偶然に乗れるこころ

2017-02-01
偶然な出会いの面白さ
それに乗れるか躊躇するか
旅や人生の面白さにも似て

人が「偶然」と不思議に感じることは、いったいどういうことなのだろう?知人と街中で出会ったり、交通機関をともにしたり、大勢の人がいる雑踏でありながら鉢合わせに出会うこともある。ある意味でそれを「縁」と呼んだり、大仰にいえば「運命」と呼ぶ場合もあるだろう。旅においても、その邂逅に身を任せられるか否か?自らの思惑の外にあることでも行動し、計画が変わってしまってもその流れに沿うか否か?ましてや人生の大きな選択ですら、実はこうした「偶然」や「運命」によって決定づけられていることが多いような気がする。

巷間では「予定調和」な事態が溢れ返っている。「結論ありき」な状況でないと不安になる輩も多い。だが国語教育の中において学習者が忌避するのは、結論の見えた学習となってしまっているからだろう。「対話的」が昨今の国語学習の鍵となっているが、それはただ「話し合い」があればいいというわけではあるまい。一つの教材文との出会いにおいて、その偶然性に驚き、教材内部と深くやりとりし発見することが。「読むこと」の対話性であろう。そんな意味において、運命的な流れに身を任せることが人生ならば、一つの短歌などと出会ってその内部と対話することも、人生と言えるのではないだろうか。

親友御夫妻と急に焼肉へ
連絡なしでもお互いが前日から何となく考えていたこと
「ウマが合う」とは、まさにこうした偶然に身を任せることでもある。
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