「ひむか-Biz」祝開所ー日本のひなた宮崎を元気に
2017-01-26
「ひむか-Biz」産業支援センター祝開所友人の長友慎治さんがセンター長に就任
ともに宮崎を元気にする仲間として
「ひむか-Biz」産業支援センターが24日吉日に開所式を迎えた。産業支援センターとは、中小企業や創業者向けのビジネス相談を無料で実施し、雇用創出や地域経済の底上げに貢献する機構である。開所に先立って昨年11月には、プレイベントとして友人の落語家・金原亭馬治師匠の落語会とトークショーを開催し、僕も聞き手として登壇させてもらった。もとよりセンター長の長友慎治さんとは、馬治師匠の高座を拝する場を契機に友人となった。東京での寄席や料亭での落語会の折に、よく酒を酌み交わしながら三人で諸々と語っていた仲である。そのような会話の中で、僕が宮崎で様々な面で奮闘していることに、長友さんは刺激を受けたといった趣旨のことを話すことがよくあった。しかも上京した折には頻繁に馬治師匠の高座を拝しに来ているのが、また粋だという話にもなった。
もとより馬治師匠には昨年11月で3回目、宮崎での芸術家派遣事業に来てもらっていた。小中高校の児童生徒たちに落語を通して伝統芸能に触れ、自らの表現力・伝達力を育む企画授業である。宮崎に来るたびに馬治師匠は「水が合う」と繰り返し述べ、地の食べ物や焼酎を楽しんでいた。師匠もお母様の故郷が福岡県ということもあり、九州への愛着が深い。振り返れば、僕が宮崎に赴任する前の年の夏に、福岡→長崎→天草→水俣→佐賀→太宰府といった九州ツアーをともにしている。どうやらその時から、馬治師匠も僕も「九州の神様」に好まれたようなのである。それにしても地方の経済・社会・教育をどうしていくか?今すでにほとんどの地方が直面している課題である。長友センター長は、宮崎出身であるが東京の大学で学び、東京の第一線で活躍してきた方だ。僕は東京出身であるが、今まさに宮崎の地に公私ともども深い愛着を抱くに至っている。そしてともに大学は都の西北。「地方創生」などと標語を中央で語るのは簡単だが、現実の「地方」をどうするのか?その課題に経済と教育と分野は違えども、正面から向き合ってお題目でない豊かな生活ができる「地方」をぜひとも創り出していきたい。僕の場合は、そこに「落語」そして「短歌」が関係させていくことが、何よりの使命であると自覚している。
「ひむか-Biz」所在地は日向市
若山牧水の生誕地でもある
稲穂の縁により、日本のひなた宮崎を元気にする挑戦が始まっている。
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