ことばを紡ぎ願い叶える

2017-01-12
「これからも人との結びを大切に
 私とわたしの今年の約束」(学生の作品)
初等教員を目指すためにも短歌を

地元紙・宮崎日日こども新聞にも文芸欄があって、小中学生が応募した詩歌が撰ばれて掲載されている。また実習や芸術家派遣活動で各学校を訪れると、大抵は廊下に短歌や俳句の作品が短冊に書かれて掲示されている。となれば小中学校の教員となれば必ず、子どもたちに短歌を詠ませる機会があるということだ。中学校であればまだ専科制であるから「国語」の教員が主導することが多いであろう。だが小学校は全教科担当が原則であるゆえ、専門性がなくとも「短歌」を扱う側に立つことになる。こんなことを考えた時に、特に初等国語教育研究という担当科目の責務が誠に重大であることを自覚するのである。

この日は当該科目の新年初日。3年生の配当科目であるゆえ、多くの受講者が半年後には教員採用試験に挑む。同時に前述したことを強く意識して、60名の受講者全員で新年当座歌会を実施した。題詠は「結」、今までの大学での学びを積み重ねて今年は「結実」させ「結果」を出す年であるという願いを込めた。ゼミとは違うのでその歌の掲載については割愛させてもらうが、冒頭に記したのは今年の抱負を歌にした学生の一首である。多くの歌が学生の素顔を題材としているため、創作後の交流においても自己開示が促進される。受け身な講義では決して見えない学生たちの素顔が見えて、学生相互も担当者としての僕も親密な交流ができたと自負している。歌を通し心を交わし合うことが、新時代のコミュニケーションを救うという願いを込めて。

「結」の字源は
「吉いこと」を重ね「糸」でむすんで出ないようにすること
ことばを紡ぐことで叶う合格祈願もある。
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