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ブーゲンビリアの苞葉を

2017-01-10
花と見ている人ばかりなり
宮崎に来ることになった原点の地
青島を背景に風強く波高し

午前中は集中して原稿に向き合ったが、気持ちを解き放ちたくなって青島に向かった。海山の光景を見ると新たなる発想が湧いてくる上に、酷使した眼にも効果的だ。「青島」の地を選ぶのはもちろん風光明媚を乞うと同時に、僕にとって宮崎の地に来ることになった原点だと位置付けているからだ。人生の大きな「岐路」となった1日の前夜、この地で夕食をとりこの地に宿を定めた。もちろん青島神社の恩恵よろしく、宮崎に来てから多くの人々との出逢いに満ちた生活が展開している。いずれもいずれもこの青島の地に、その原点が見出せる。昨夏は亜熱帯植物園にて県立劇場との協力事業として群読劇も開催した。親友ご夫妻の、奥様の実家があるのも縁である。

両親も連れ立って亜熱帯植物園を散策した。冬ながら園内には様々な花が楽しめて「亜熱帯」が名ばかりでないことを思わせる。特に大温室に入ると、宮崎空港の名称にも冠せられている「ブーゲンビリア」の花に魅せられた。今まで何となく見ていただけであったが、解説のプレートを読むと、多くの人が「花」と認識する色の付いた部分は「苞葉」であると云う。その中心にあるまさに「花心」と思える部分が「花」なのだと知った。「苞葉」は見事に白や紫の色をつけ、「亜熱帯」特有の雰囲気を醸し出す。むしろ「花」なる部分が地味に控えているのが、この種の柔らかさと温かみなのだと思うに至った。そんなことを知ると、今まで空港名に冠せられるのが不思議に思っていた己の無知を恥じた。まさに「宮崎」に適した種の「花」なのである。

青島の地で新鮮な昼食を
この日は「裸参り」も開催された
花一つにも先入観なき見方をすれば、真の魅力が見出せるものである。
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