芸術を楽しもう!!!
2016-12-15
「年賀状に絵を描きますか?」教員が楽しいと思うことが原点かと。」
美術の先生の訴えに共感して・・・
過密日程の1日。朝は一番から会議が2つ続き、直後からすぐに講義。昼休みは国語専攻2年生を対象とする研究室(ゼミ)決定のための説明会。直後にもう1コマの講義。終えると好物の蜜柑が家になくなったので、懇意にする産直市場へ。昼食はこの蜜柑3個。そのまま附属小学校へと向かい「教員研修」に関する研究会に出席した。その後はホッとしてもいいものを、馴染みのうどん屋で「天ぷら定食」を食しすぐにジムへ。筋トレプログラムをこなしてから、ようやく大浴場とサウナでリラックスできて、帰宅するとすぐに就寝という一日であった。この日程の中で書いていないのは、朝の会議前の1時間である。そこで『万葉集』を読み直しているが、この何とも言えない「楽しさ」。やはり自らが「楽しい」と思うものこそ研究対象でもあり、論文や評論の素材であり、学生に教えるべきものであると再認識した。
上記の日程の「教員研修」に関する研究会で、同僚の画家である美術教員が力説したことがある。小学校の教員は多数の教科を教えるとなると、自ずから得手不得手があるだろうが、そうであっても自らが「楽しむ」姿勢なくしては、子どもたちの「学び」は創れないというのだ。美術教員は会場の小学校教員に問い掛けた、「高校で芸術は何を選択しましたか?」「年賀状は手書きで描きますか?」などと、教員が過去の体験として、また現在の生活上、どれほどに「図工」に親しみを覚えているかが肝要だということだ。僕自身のことを(小学校教員ではないが)語るならば、幼稚園時代から小学校の前半までは絵画教室に通っていた。先日も実家に行くと、母が当時の絵を保管していて何十年かぶりに対面を果たし、深い感激を覚えた。大学では「書道会」の幹事長まで務めたので、今でも年賀状を含めた葉書や封書はせめて筆ペンを使用し、附属小中学校での研究授業の折に黒板に貼り付ける表示資料は毛筆書きである。仲間とのバンド活動も断続的ながら、今でもステージに立つこともある。いずれもいずれも自分で実に楽しいのである。先日、幼少の頃の絵を見たので、時間に余裕ができたら(いつのことになるかは不明だが)また水彩画にでも取り組もうかという欲も出てきた。芸術は生活に確実に潤いを与えるのである。
生活そのものが文化的であるということ
芸術なき人生なんて
牧水先生も多くの短歌を揮毫しているように「表現」全域を考えて生きていたい。
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