負荷を掛けてこそ進歩が
2010-06-10
9日(水)人間というものは、常に動いて活性化している必要があるようだ。動きを止めてしまうと、何事も退化する。特に脳力と筋力はこれが顕著だ。頭の回転をよくして行くには、常に文章を書いたり読んだり、計算をしたり構想を練ったりと、とことん頭を使うのがよい。筋力を維持するには、筋トレを欠かさず行い、筋繊維に刺激を与え続ける必要がある。
文章を読むことを、日常化し継続的に行っていない者は、なかなか文脈を掴み要約し理解するのに時間を要する。入試などにおける「現代文」ができないという悩みをよく聞くが、それは日常的な読書が継続的に行われて来なかったからに他ならず、短期間で何らかの改善を来す特効薬はない。そしてこの地道な継続性を避けてきた者ほど、短絡的に「文章読解セオリー」などという、胡散臭い付け焼き刃の方法に飛びつき、分かった気になっているものだ。
いわば筋トレでいえば、トレーニングをせずに筋力を付けようとしているようなもの。よくそのような広告を目にすることも多いが、付けているだけで痩せるとか筋力が付くとか、胡散臭い限りを尽くす、邪道なダイエット商品などと似ている。
最近、筋肉刺激への欲求が高い。以前は1週間に1度ぐらいのスタジオプログラムへの参加であったが、今は1日おき。間の1日は筋肉休養の必要がある。筋トレとは換言すれば、筋肉に刺激を与え筋断裂を起こす作用だという。そのことで筋肉に、新たに繋がろうとする修復力が発生し、筋肉が鍛えられていくという。この断裂が具体的に現れるのが筋肉痛であり、その新陳代謝の力こそ、人間が毎日進歩する証ではないだろうか。
自己を鍛えるのは自分しかいない
自分の脳力と筋力を常に活性化することに王道なし
双方のトレーニングの苦痛を喜びに感じることに尽きる
負荷を掛けてこそ進歩があるのだ
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