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「ひとつ」に集中すること

2016-10-26
守備位置で前の打席を悔やんだり
打席で投球に集中せず考え過ぎたり
いつでも眼前の「ひとつ」に集中する準備ができていること

野球シーズンも大詰めで、日本シリーズでは白熱した試合が展開されている。いずれもシーズン前の下馬評では決して優勝するとは思われていなかったチームが、逆転勝ちや堅実な勝利を重ねて、どちらかというと金に任せて選手を漁るチームらを蹴散らしてきた図式があって、ある意味で興味深い。接戦において最後に勝利に至るには、何が必要なのかなどと考えることがある。僕も曲がりなりにも野球経験があり、また教員時代はソフトボール部の顧問・監督を長年務めた経験がある。特にベンチにいる際などは自分の思い通りにはならない中で、生徒たちが「勝ちたい」という気持ちが強いとむしろ緊張して逆転されたりすることもしばしばであった。そんな経験から、特に「素人」の場合はそう思うが、「後悔を引きずったり先のことを考え過ぎない」ことが何より肝要であるということを学んだ。「プロ」でもそのような「邪念」が見えるときがないわけでもないが、冒頭に記したような「後先にこだわる」姿勢であれば、なかなか結果を残すことは難しい。

王・長嶋以来の稀代の天才野球選手であろうイチローは、どのような状況であろうとも、常に「準備」ができているという姿勢が、今季改めて結果を残している要因である。全盛期に米国の球場で彼のプレーを何度も生で観戦したことがあるが、彼は走攻守のどの場面であっても、そうした「邪念」がないように見受けられた。野球ファンなら誰しもが胸に刻んでいるであろう、09WBC決勝の韓国戦での決勝打の打席では、さすがにかなりの重圧があったと後に述懐しているが、やはりあの緊迫した場面で結果を残せたのは、眼前の「一球」に集中できたからだ。自分が打席に入る状況を頭の中で思い描き「もう一人の自分」が「実況中継」することで客観視して、精神を落ち着けたと漏らしている。その結果、何球もの「決め球」をファールして粘り尽くして、投手が根負けするまで追い込み、最後には痛快な中前打を放ったのである。大会を通して決して打撃が好調ではなかった過去や、そこで打てなかったらどんなに叩かれるかという、不安な未来を捨てきれてこその快打なのであった。

今日の仕事、今日の授業、今日のコミニケーション
その「ひとつ」に集中できなくて何かあらむ
今日は附属中学校で研究授業者として「ひとつ」に挑む。
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