自己存在の原点を訪ねて
2016-09-04
母の故郷へ宮大工棟梁であった祖父の建築した神社
親戚の面々との無条件に楽しい時間・・・
関越自動車道を一路、新潟へ向かった。母の故郷を訪れて親戚を訪ね歩き、また「いとこ」を中心に親戚が一堂に会し、久しぶりに憩いのひと時を持った。温泉場の近くにある小高い山の頂に神社があり、その社は宮大工棟梁として僕の祖父が中心となって建築されたものである。もちろん何度もこの地を訪れているのだが、何回来てもまた心に力が湧き新たなる希望が見え始める。僕にとってこの上ないパワースポットなのである。
母が幼少の時に建立されたということで、町からの道を3里以上も歩いてこの山合いの地まで来たと云う。途中、信濃川を渡る際には汽車の走る鉄橋を渡り、冬となれば雪の中を歩く場合もあり、子どもながら多くの苦労をした母の姿が想像できる。材木を山から切り出し、雪上を滑らして運搬したり、重機なども十分でない時代の建築への取り組みに想いを馳せる。母のいとこ、そして僕のいとこ、いずれも幼少時からお互いの育ちを見合って来た人々。今此処にいる自己存在の意味をあらためて心に刻むひと時となる。
僕がこの世に生を受ける前の物語
祖父から伝承されたものは何なのであろうか?
いとこなる親戚の繋がりを、あらためて大切にしたいと酒を酌み交わす宵の口。
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