ダブルブッキングを両立す
2010-06-01
31日(月)もともとある編集会議が予定されていたが、そこへあるジャーナリストの方の出版記念パーティーの予定が入ってきた。これはパーティーを諦めるしかないと思っていたが、開始時間に1時間のズレがあった。何事も全てに実直に参加すべきと思うくちであったが、いやはや、1時間弱だけ参加するという選択肢もあることに気付いた。
そうした思いで、まず出版記念パーティーへ足を運ぶ。すると政治家やジャーナリストにTVで見掛ける話題の人々などなど、普段あまり触れることのない面々が、生でお揃いであった。この経験だけでも貴重だと感心しつつ、パーティーは開会された。どんな宴会もそうだが、特にこうした趣旨のパーティーとなると、乾杯までが遙か遠い。乾杯し会食となれば、いつでも場を抜け出しやすい雰囲気になるが、そこまでは挨拶の連続で、なかなか、場の雰囲気が解凍しない。そうこうしているうちに、持ち時間である1時間は、どんどん消費されていった。
ようやく肝心の本人の挨拶に辿りついた。移動の時間を考えると、もはや持ち時間は使い果たした。せめて乾杯をと思ったのが間違いであった。またまた乾杯の音頭と称し、長々した挨拶が続く。政治家などは、話の上手い人もいるが、話が冗長な人いる。乾杯に至るまで40分近くを要するパーティー、「スープが冷めないうちに」などとう言葉は、もはや死語なのであろうか。
次の会議には、遅れての到着が確実になった。とりあえず電話を入れてお断りをしておきつつ、道路に出て移動手段を模索した。電車と徒歩で約30分、それともまさにマスコミ関係者のようにTAXIに飛び乗るか?結局、後者を選択した。
しかし、暦は月末の東京都心、渋滞だった。運転手さんになるべく早くと告げて、最短の道を選択してもらった。しかもメーターの上がり具合が気になる。結果として電車とそう変わらない時間を要したが、まあ走ったりはせずに無事に目的地に着くことができた。果たして「生き金」であったかどうかは判断しかねる。
その後、約2時間の編集会議。終わって帰宅する際は、やはりぐったり疲れたが、何とか意図的なダブルブッキングを両立した。総じて考えてみると、やはり最初から諦めていては何もできないのだ。可能性があるなら二つの予定を渡り歩くのも、それぞれに収穫がある。一つ学んだことは、こうした類のパーティーなら、自分の予定でいくらでも途中退出が可であるということ。著名な政治家などは、挨拶をしたらすぐに次の目的地に向かって、会場を後にしていた。しかも鮮烈な印象を演説で残して。これぞ「ことばの力」である。
パーティーで、自分が知らなかった世界を堪能でき、編集会議では、今後、自分が為すべき仕事の希望が湧いてきた。帰宅後、疲れを癒すためにジムのサウナへ。たっぷりと汗をかきながら、気を引き締め直そうと心で想念しつつ、6月があと1時間後に控えていた。
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