学園都市に生きて
2016-07-30
大学を中心にできた街学校・住宅街・企業が自然の中に溶け合い
そして至近に青島リゾートが控えている・・・
「学園都市」といえば「つくば」が全国的に有名であるが、この地「みやざき」も学園都市として造成された街がある。空港からバイパスを約10分弱車で走ると、「宮崎学園都市」の表示が現れる。巨人軍のキャンプ使用球場を左手に見てバイパスを降り、田園地帯を走り抜ける。すると街路樹が整備された坂道があり、それを登ると雰囲気が一変する。小高い丘の上の平坦な地には、区画整理された住宅地が目を引き、その街の中に中学校や小学校も配置されている。街の中心部には、郵便局とスーパーがあるのと聊かの娯楽施設にファミリーレストランとコンビニと学生向けの居酒屋が数軒。至って素朴な街であるが、最終的に坂を登り詰めると大学キャンパスの敷地が、広大な丘陵たる自然の中に広がっている。(車使用の視点ゆえ、このような記述になるが、公共交通機関は至って不便であるのも事実である。これはいずれの県でも地方国立大学法人の特徴でもある。)
この街に住んで丸3年が過ぎ4年目となった。「学園都市」とはいえ、「大学」のコミュニティのみで生きてきたのではないとつくづく思う。馴染みのお店に気の合う人々、この街で暮らす人々との出逢いが今日までの僕を支えてくれて来た。一昨日も「疲れているでしょ」と笑顔で迎えてくれたお店では、一足早く「土用の丑」と同時に「疲労回復ポーク」を賞味させてくれて、誠に心身が元気に復活をした。この店でも、また街のパン屋さんにも、昨日の小欄に記した企画のチラシをお知り合いに宣伝してくれるという。まさに街に支えられているような感慨を覚えるのだ。またこの日はあらためてこの「学園都市」地域にある小学校へ、チラシを持参して企画参加のご協力に対する御礼を述べた。僕が所属の教育学部にとって、この地域の学校との連携を今まで以上に大切にすべきだと痛感した。その意識によって、学生たちがさらに地域の児童生徒や住民と繋がり、自らの教員志望たる意味を主体的に見出していく環境こそを創成すべきであろう。今回の企画は、僕がこの街に住んできた3年間の節目と成果を形にしたものでもある。
車でさらに10分、青島リゾートが今回の公演場所
その地域の人々とも、ある人を介して広がり始めた
僕が公募採用面接の際に宿泊したもう一つの街が、今あらたな注目を集めている。
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