視野を広げる御縁を創る
2016-06-28
多様な職種の方々との御縁まずは足を運ぶことで創られる
その関係性が次第に自己を育ててくれる
「教師は世間知らずなので、なりたくない。」というのが、幼少時からの僕の思いであった。商家を営む両親の影響もあって、世間的に視野が狭い「先生」にはなるまいという思いが自然に根付いたのであろう。だがしかし、中学生の頃からこうした思いを「教師になりたい」という志が超えて行った。思春期ながらかなりの葛藤があったように、自身では記憶している。その葛藤を解消するための条件は「視野の広い教師になること」と、自分に言い聞かせた。中学校の担任かつ国語担当の恩師が、口癖のように「視野を広く」と僕たちに語ってくれたことも大きかった。こうした過程を経て、僕は「先生」への道を歩むことになって今に至る。
新卒で実際に中高教員になった際には、必然的に「学校」の枠内に視野が限定された。授業や部活動を通して、無我夢中に生徒たちと向き合った。だがいつしか「視野が狭くなっている」ことに気付き、現職のまま大学院修士に入学し直した。その後、勤務校を移動し博士後期課程まで進学した。研究の分野での視野は広がったが、次第にそれだけでは満足できなくなった。その結果今では、ジャーナリスト・ライター・シニアソムリエ・役者・音楽家・落語家・広告会社社員・アナウンサー・歌人等々と、自分が展開したい分野の方々との御縁を大切にしている。
さて、どれほどに視野は広くなったでのであろうか?
容易には判断はつかないながら、信念を貫いてはいる
これからも御縁を大切に、そして更に視野を広くと願う。
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