プラモデルの思い出

2016-05-13
飛行機を造り塗装まで
その面倒な過程が育むものは?
プラモデルの思い出を語りながら・・・

同僚の先生方と話していて、ふと「プラモデル」の話題になった。「何をよく造ったか?」という問い掛けに、「飛行機」というのが共通な回答であった。僕の場合も戦闘機を造るのが好きで、その空力抵抗を考え抜かれたフォルムには、なぜか魅せられるものがあった。造るのみならず塗装までを丹念に行うのが、プラモデルの醍醐味であるという点も同僚の先生と意見が一致した。説明書を読みながらも部品の状態を精査して次第にフォルムを形成していき、その過程で塗装すべき箇所に色を加える。車輪の支柱などは細い部品であったり、コックピット内部などまで精密にできている大型プラモデルさえあった。プラモデル造りによって、いつも間にか日米の戦闘機に関しては、かなり詳しくなるという知識の”おまけ”まで付いたものである。

僕の中で最大の”宝物”であったのは、「サンダーバード秘密基地」である。確か脳科学者の茂木健一郎氏も、同じようなことを云っていた。島全体がプラモデルになっていて、各所から「サンダーバード1号〜4号」がバネで飛び出す仕掛けがある。宇宙ステーションの5号は、針金状のもので島の上空で揺れるように設置される構造であった。僕はまだかなり幼少であるのに、このプラモデルを買うことを要求し、結局は自分で造ることができず母親に組み立ててもらった記憶がある。だがその「国際救助隊」という人命救助のプロフェッヨナルなメカニズムに、なぜか心が深く魅せられた。僕らすべてが不意に見舞われる可能性のある災害。元祖サンダーバードからかなりの月日が経過したが、人類は今だに災害に対して無力である。周知のことながら「サンダーバード」は未だに世界のどこでも実現していない。あの母親に組み立ててもらい、その後大切に遊んだ「秘密基地」は、僕の中に何を植え付けたのであろうか。

プラモデルが育てる思考と感性
完成したフィギャの意味とは何か?という疑問も
造り上げる過程の困難にこそ、物の価値を認識する大きな要素が潜むのかもしれない。
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