当地の歴史を知るということ
2016-05-05
平安時代は国内最大級の荘園鎌倉時代に地頭として地名を冠す
南北朝の「北郷」を経て江戸時代に「都城島津家」となる
居住し愛着が湧いてくると、当地の歴史を知りたくなるのは人情である。また今回の熊本地震、そして5年前の東日本大震災でも、歴史から自然災害への警告を読み取っておくことが、大変重要であると思うようになった。連休とあってふと思い立ち、都城へと赴いてみる。そこには、「都城島津邸」があり、本宅とともに「伝承館」には諸々の資料が展示されている。さらには僕自身としては、来年にこの地で開催される和歌文学会大会にあたり、展示できる目玉となる資料はないかと、県内で調査を始めようという思惑もあった。邸宅とともに資料収蔵庫があるというのは貴重で、県の指定重要文化財となっている資料も期間限定で展示されている。
この日は、とりあえず展示資料を観覧し、資料目録でその概要に目を通した。冒頭に記したような平安時代からの歴史を経て、江戸時代には四万石という大名並の国力を持ち、幕末まで領内を統治し、多くの功績と資料を今に伝えている。本宅は、昭和天皇が1972年にご宿泊になさったと云う。引き続きそう遠くはない場所にある、都城市歴史資料館へ。島津の城郭跡に建つ資料館で、太古から戦後までの歴史を概観。中には火山噴火に関する年表もあり、この地の歴史が自然との対峙であることも実感する。噴火とともに1662年の日向灘を震源とする「外所地震」は、マグニチュード7.6とも。約200年の周期でこの震源域では大地震が起きている。また20年周期で「マグニチュード6.6〜7.0程度、震度5弱程度の地震は起きていて、前回が1996年であると云うので警戒が必要だということも肝に銘じた。
江戸時代の藩領地区分を見て風土の違いを実感
帰途には当地で評判の「チキン南蛮」を賞味
歴史を辿ってこそ今を生きることができるのであろう。
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