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地方版焼肉食べ放題の効用

2016-04-26
網を囲んで肉を焼く
他者の皿に肉を運び入れる
毎年恒例となったゼミ新人歓迎会にて

自宅近くに懇意にする焼肉店があり、毎年ゼミの新人歓迎会を同店で開催することになっている。早ゼミも4期生目となり、恒例行事が定着してきた感がある。今回は特に店の予約から開催企画まで、すべて4年生のゼミ生が手配してくれた。今までは何となく僕が懇親企画を促す面もあったが、学生が自主的にゼミを運営しようとする姿勢が芽生えてきたことは、大変喜ばしいことである。この店では「学生限定食べ放題コース」が2400円で設定されており、90分間焼肉食べ放題でご飯お代わり自由である。更に都会ではあまり見られないが、1杯目の飲み物さえ注文すればあとは持ち込みを飲むことができる。学生たちは好きな飲み物を近所のスーパーで調達し、缶入りのアルコール類やらソフトドリンクが次々と袋から出され卓上を占拠し始める。

焼肉というのは、誰かが「将軍」となり肉の焼き加減に配慮する必要がある。この「焼き係」に新人たる3年生が名乗り出て、次第に和やかな雰囲気が漂い始める。四人で一網のグループの中で、自ずと対話が促進される。一般的に「最近の学生は酒を飲まない」とよく云われるのだが、あくまで一般論だと感じさせる面も。買い込んできた持ち込みの中に、焼酎パックまでが存在していた。これもなかなか今までのゼミにはなかったことである。大勢で飲む酒はお互いの素顔を露見させ、研究室では決して見せられない素性を顕にする。僕が学部時代などは、こうした時間のことを「課外単位」と呼んでいた。この「単位」を取得していないと、卒業後に社会人となって恥をかくというのが、僕の母校の流儀であった。もちろんゼミ(研究会)の先生も、常に酒の席を設定してくれたものだ。若山牧水よろしく、やはり和歌・短歌を学ぶゼミでは、酒がつきものということだろうか。

お店と学生も繋がる
そして学生同士お互いに人間として切磋琢磨する時間
今後も我がゼミ生の「課外単位」の数が増えそうな予感である。
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