忙しいからこそ人と繋がろう

2016-04-16
研究・実務・学生対応・管理運営
僕たちの仕事の総量をどう分配するか
「忙しい人に仕事が集まる」とは・・・

早朝から大学へと出向き、研究室の書棚などに被害がないかを確認。震度の大きかった地域にご実家のあるゼミ生が、前晩のメールに対して感謝の言葉をくれた。まずは学生たちみんなが、そしてご家族などが無事であったことに感謝しなければなるまい。心に聊かの動揺を抱えながらも、研究発表用の資料原稿を進める。プロであるからには、どんなに動揺してもまたどんなに忙しくとも、本分を疎かにせず冷静にこなせる姿勢が求められるであろう。忙しいから「読書が進む」、忙しいから「返信が早い」、忙しいから「心温まる対応」ができる「人」でありたいと、こうした時であるからこそ、つくづく思うのである。それは換言すれば、向き合う「一人」を大切に思うことに尽きるであろう。自分自身の研究でも事務仕事でも、必ずその向こう側には誰か「人」がいるということ。ゼミでも学業だけを教えればいいというのではなく、学生時代を生きる一人の若者の「生き方」に関わるということだ。それこそが「教育」であり、「人」として生きるということであり、ましてや「人文学」を突き詰める「研究」でもあるはずだ。

学生時代から、「役割」を引き受けやすい性格なのかもしれないと己を顧みることがある。書道会というサークルで幹事長を務め、更には東京学生書道連盟展覧会の実行委員長、有志会「空海の会」でも代表を務めた上に、所属学部の日本文学専修では学生研究班の代表幹事になっていた。よくもこれだけの「長」をこなしたものだと、こうして羅列するとあらためて自身の過去に驚きを隠せないが、その陰には協力を惜しまなかった親友たちの顔がたくさん浮かんでくるのである。今思えば、このような学生生活を送ることで書物に向かう時間は削られてしまったとも思わなくもないが、卒業後に現職教員として大学院に入学し直した際に、その分を躍起になって取り返したのだと自負できる。やはり動ける限りは動きながら考えた方が、物事は好転した上に貴重な人間的な繋がりを得ることができるのではないだろうか。4月になり今年度も半月が過ぎたが、15日間に青天の霹靂の如く降ってきた実務は、かなりの「重量」があるのだと実感している。だからこそだ、だからこそ研究にも真摯に向かい、学生にも心で対応しようと、その意識や姿勢が高まったのだと思っている。

九州地方の地震は予断を許さず
だからこそだ、ゼミ生を始め各地で頑張っている人々へ助け合いの言葉を。
「それでも人しか愛せない」(海援隊「人として」)
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