緊急地震速報とこころの輪

2016-04-15
あのこんにゃくを握り潰したような音が
久しぶりにスマホから鳴り響いた
緊急地震速報そして多くのみなさまからの連絡

近所の馴染みの店で、夕食を取っている時のことだ。いつものように店主ご夫婦と談笑していると、「あの音」が久しぶりに僕のスマホから店内に鳴り響いた。みなさんが「何っ?」と声を上げる中、僕の身体は3.11以後数ヶ月で得た感覚が再び起動し、席を立ち店の戸を開けようと身構えた。その何秒か後に、照明器具が聊かの音を立てて揺れるのをみんなが静観した。僕は直後にスマホでTwitterを立ち上げて情報収集。これも5年前の3月11日14時46分直後にとった行動と同様である。その時スマホ画面に映し出された「震度7 震源地:熊本」の表示を思わず僕は大声で読み上げた。店の奥様が即座にテレビのチャンネルをNHKに変更すると、熊本局の固定カメラが大きな揺れで振り回されながら市内の様子を、ブレた映像で伝えていた。九州山地を挟んで東西の反対側の熊本で、予想もしなかった大地震が起きたのだ。数分の後、店の中は落ち着きを取り戻し、店主は居住する土地の地盤がかなり良質であることに安堵し感謝するごとき言葉を繰り返した。そうこう深刻な話をしていると、僕のスマホに東京の母からの電話が鳴り響いた。

その後は、新潟の従姉妹、北海道の中学校野球部での親友、各地の教え子、東京のお店の常連仲間の方々などからメールやSNS上で、心配をする気遣いのメッセージが相次いだ。当面、Twitterにおいて僕自身が無事であるという旨の書き込みを表明し、できる範囲で個々のお気遣いに返信をした。同時にゼミで熊本方面に実家のある学生や、熊本で教員として頑張っている卒業生に僕はメールをした。更には阿蘇に住む友人など、頭に浮かんだ熊本在住者にでき得る限り連絡をつけた。NHKの報道を見ていても、未だ被害状況は十分に把握できなかったが、メールやメッセージをした何人かの方々からは、返信が届き無事が確認された。微細な安堵感を覚えながら、あらためて地震の恐怖を感じた僕は、同時に親族親戚をはじめ親友たると思える方々のお気遣いが存分に感じられたことに、心から感謝した。更にはこの懇意にする店主ご夫妻が、「いざという時は、うちに食料はある」と言ってくれたり、地震や津波の折にこの街はどのように対応できるかといった話になったことに限りない心強さを覚えた。もちろん更なる高台にある大学キャンパスは「避難所」に指定されているわけで、そんな折には地域住民の方々への対応を僕自身も考えなければならないなどと、様々な地域の対応に想像を巡らした。その後も余震が続き、自宅へ帰って寝床へ入ってもまた、緊急地震速報が再び鳴り響き、安易に安眠できない一夜を過ごし今に至る。

母も「その店にいるなら安心」と太鼓判
自然の大地は必ず動く、それゆえに矮小な人間はどう対応したらよいか
人と人とがつながり合って強固で柔軟な「こころの輪(和)」を築いておくことしかあるまい。
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