教師として巣立つゼミ生たち

2016-03-25
卒業証書授与式に思うこと
どれだけ在学中に学生たちと関われたか
1週間後には現場の教師となるゼミ生たち

ちょうど昨年の本日付小欄には、「もっと学生たちと絡むべきであった。」という趣旨のことを記している。現在の勤務校に赴任して初めてのゼミ生たちに対して、所謂「鍛え方」が足りなかったように感じたゆえであろう。それから1年、ゼミの第2期生がこの日を迎えた。僕にとっては、まさにゼミの成果の定点観測日ということにもなる。授与式・祝賀会に参列して、昨年よりは進歩があったと自己評価できる思いに至った。もちろんこれは、僕自身が「鍛えた」という自己満足ではなく、ゼミ生たちが個々に自分の将来に対して真摯に向き合った結果であると思う。「教師になりたい」という志望を現実化するための4年間、特に後半2年間は教育実習や採用試験など、まさに現実へ向けての階梯を一段ずつ登る過程ということになろう。さらには「就職」のみの実利的な学びのみではない、卒業論文という人生の記念碑的な「研究」がそこに据えられている。その内容は、学生たちが人生を歩むに上でも教師としても、常に糧になるものが求められると考えている。

大分県小学校2名・大阪府高等学校1名・さいたま市中学校1名というのが、4月から僕のゼミ生が教壇に立つ場所である。小学校教員として「読書教育」や「授業内対話」の研究を進めたのは、即座に現場での教育に反映されるであろう。赴任先が小規模校であるとの報告を受けた者がいたが、学校内で様々な職務をこなしながら少人数授業で子どもたちを育む姿が思い浮かぶ。「いきなり高3担当でした」(僕自身の新卒経験と同じ)というゼミ生は、「入試問題」から読み取れる「人間理解」の研究を進めた。進学対策を講じる高3の授業で、ぜひ入試問題演習の「答合せ」に陥らない豊かな授業を目指してもらいたい。そして中学校教員となるゼミ生は、教科書掲載の「短歌教材」について詳細な調査と教材研究を施し、「言語感覚」を豊かにする学習のあり方を探究した。ぜひ自らも「短歌」に関わり続けることで豊かな人生を築き、1人でも多くの「短歌好き」な生徒を育んでもらいたいと願う。さてこの4名が、4月から向き合う児童・生徒は何名になるのだろうか?そんなことを考えると、僕自身の責務も誠に重大であることを、あらためて思い知らされる機会となった。

さて次の現3年生はどうしているだろう?
次年度からのゼミはやり方を刷新してみようと構想する
最大限「鍛える」ための有効な時空を目指したいと決意する。
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