我が巨人軍は・・・・・
2016-03-16
やはり・・・という残念無念賭博を始めとする金権体質
長嶋さんの野球への情熱を考えると・・・
「我が巨人軍は永久に不滅です!」というのは、言わずと知れた長嶋茂雄さんの引退セレモニーでの名言である。あれから42年もの月日が経過し、当の長嶋さんも今年で80歳を迎えられている。終身名誉監督の記念すべき年に、かの球団は考え難いほどの頽廃ぶりを露呈している。「野球選手になるのなら、僕は入るぞ巨人軍♬〜」とは僕が幼少の頃に、球団歌「闘魂込めて」のレコードB面をに収められていた応援歌の歌い出しである。この歌を口ずさみながら、僕は夢を抱きつつ当時の後楽園球場へ自転車を飛ばし、まさに「栄光の野球」を目の当たりにしたものだった。勝利への執念、緻密に計算された戦略、ここ一番の勝負強さ、球場から駐車場へ移動する選手たちの紳士な態度、どれをとっても少年の憧れの対象として偉大なる輝きを放っていた。そんな育ちの僕が、かの球団の体質に疑問を持ち始めてファンを離れ客観視するようになって、かれこれ15年ほどになろうか。聊か傲慢な物言いになるが、僕がその姿勢をとってきた理由が、今まさに羅列するかのように露呈されている気がしている。
この日は偶々寝坊してしまい、ゆっくりと大学に行く準備をしていると地方TV局が「長嶋茂雄80歳」といった内容の番組を放映していた。脳梗塞発症後のリハビリの苦闘、回復への執念、宮崎キャンプ視察や新監督へ伝える勝利への思い、そして何より現役・監督時代を通してファンを大切にするサービス精神、長嶋さんの言動そのものが僕が少年時代に野球の虜になった要因が満載されていることを、あらためて思い知らされた。現在の僕の自宅近くに懇意にするパン屋さんがあり、その店先に長嶋さんのサインがある。その店のすぐ近くにかなり急斜面の石段があり、以前はそこで選手たちの足腰強化を行っていたらしく、監督としていらしていた際に店主が直接お願いして書いてもらったと云うのだ。宮崎キャンプにおいても、地元の地域や場所を大切にしていた長嶋さんのお人柄を語る小さなエピソードである。それに比して現在の情勢からも、最近の選手や首脳陣は「外出禁止」といった措置もあるとはいえ、地域に目が向く者は皆無といってもよいだろう。(実際はそうではない人もいることを願っているが)巨人軍のキャンプ地に在住した特権など、僕はまったく受けることもなく3年間が経過した。
「信じたものはみな、メッキが剥がれてく」(サザン「栄光の男」より)
「メッキ」どころか本質の腐敗を露呈し、栄光の球団旗が泣いている
ああ「我が巨人軍は・・・・・」言葉にならない悲哀とともに長嶋さんを慮る。
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