到着ロビー出発ロビー

2016-03-05
ドアが開き接続された通路へ
上手く到着ロビーへと導かれる
都鄙往還の一風景から

現在が、人生の中で一番頻繁に航空機を使用していることになる。ほぼ1ヶ月に1回は出発ロビー到着ロビーを通過する。空港というのは、まさに多くの人生が集約的に往還する場所でもある。それぞれの人々がどんな事態で航空機に乗り降りしているのかと想像すると、気が遠くなるほどである。そこには希望もあり失意もあるだろう。僕も3年前に大きな希望を胸に、羽田空港の出発ロビーから航空機に乗り込んだ。忘れもしない51番ゲートであった。その時に思い描いていたことと、3年間が経過しての現実とを並べたら、あの日の自分はどう思うだろうか?そんな思いで51番の出発通路の反対側にある到着通路を、例によって早足で僕は歩いた。

人は慣れるとある種の感慨を失う。航空機利用の日常性もまた同じ。1200㎞ほどの距離を往還している事実。到着した故郷には、「おかえりなさい」と言ってくれる人がいる。生まれも育ちも東京であった僕が、今やその東京を外側から見られるようになった。人は思考の上でどんなに客観的であると思っても、実際に「住んで」みない限り真実はわからない。距離のみならず、この反転した生活で生み出されているものを、今一度見据えてみたい。そんな思いで東京のある街にある粋なバーのカウンターへと向かう。店の近くの交差点でふと、あの日の自分が歩いているような錯覚に陥った。

語り合うことであの日の自分に出会い直す
3年前そして震災の年から5年
出発と到着 僕なりの時間小旅行の始まり。

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