「糖質制限」に思うこと
2016-02-17
極端な眠気貧相な表情
何事も「中庸」が肝心ということ
聊かのブームになっていた「糖質制限」第一人者として知られる、ノンフィクション作家・桐山秀樹氏(61)の心不全による急逝が報じられた。死因に関して「糖質制限」とは「因果関係なし」という、どこかで聞いたことのあるフレーズを関係者は喧伝しているようだが、世の常として「なし」と云うには「ある」のではないかと考えるのも人情である。「糖質制限」とは、米やパンに甘いものを控えていれば、あとは何を食べても良いというダイエット方法で、短期間に10Kg以上の効果として話題になっていたようだ。僕の懇意にするあるお方も、日本酒はやめて焼酎に変えて、食事も炭水化物を制限し一定の効果を実感していたとWeb上で述懐している。僕自身は、特段この方法を実行していたというわけではないが、炭水化物を食した後に極端な眠気に襲われるのを嫌い、特に朝昼は節制していたのは確かだ。ある説に拠ると、「糖質」を制限してしまうことで、むしろ「脂質」の吸収が激しくなり、循環器系疾患の要因にもなりかねないと云う。
今回の件について前述した懇意にする方と、ある印象について意見が一致した。それは痩せ過ぎると「貧相」に見えてしまうということ。撮影された写真や動画を見るに、頬のこけた己の表情に「説得力」に欠ける相を見たのだ。僕の場合は、ちょうど約1年前の大学卒業式で卒業生と撮影した写真を見たとき、誠に自分が「貧相」な表情に見えてしまった。祝賀の席であるにもかかわらず、そのめでたさと不似合いな表情を改善すべきという思いに到った。それから1年、先日東京から訪れた知人の医師と会食した際に撮影した1枚の表情は、自覚以上に「ふっくら」していた。体重にして約2Kgの変化である。また「糖質」を摂らな過ぎることで、極端な眠気にも襲われるのではと思う節もある。ある時、蕎麦屋で満腹な食後にソフトクリームを食べ、その後に運転した時のこと、誠に危険なほどの眠気に襲われたことがある。日頃から一定の「糖質」を摂取していれば、ここまで極端にはならないのかもしれない。そこで最近、励行しようとしているのが食後の散歩である。特に昼食後、大学キャンパス内を約30分ほど散策する。もちろん、胃腸に負担のかからない程度の歩みを心懸けている。
御飯こそ活力の源
極端ないい話は、必ず反転して考えてみることだ
「過大と過小との両極端の正しい中間に身をおくこと。」(『日本国語大辞典』「中庸」より)
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