人と人とが「連携強化」

2016-02-16
教育実習に学生を送る先
附属校と大学との連携
学生と双方の教員が人と人として接すること

毎年9月になると、3年生の学生が附属校で教育実習に臨む。約3週間にわたり初めての教壇実習に挑戦する貴重な機会である。僕自身は私立大学出身であるが、教育実習は4年生の6月に2週間であった。(現行では制度が改められ3週間となった。)それが国立大学法人である現在の勤務校の場合、2年生で1週間の参観実習、3年生が3週間の教壇実習、ここまで2度ほどの機会を附属校にお世話になる。そして4年生になると6月に2週間の公立校実習となり、学生は計6週間の実習を卒業単位に含んでいる。いわば卒論と同様に、この期間を超えなければ卒業もできないということだ。免許法を始め教師教育制度が様々に論じられる中、大学での6週間の実習は学生を本気で教師に育てる格好の機会であると実感している。

その附属校で育った学生が、県内外の採用試験に合格して間もなく卒業し現場の教壇に立つ。これを附属校の先生方も大変喜んでくれて、「将来の同僚」になる可能性のある県内合格者を中心にお祝いの宴を持った。この地では肉類が特に美味いということで、焼肉の名店に出向いた。安価に良質な肉類が卓上に並び、炭火焼で見事に焼かれていく。その折々に、教育実習時の裏話としてどれほどに苦闘したかとか、仲間たちと協力し合ったかなどの話題となる。まさに教師になる者にとって通るべき道を、教育実習では体験的に歩ませてくれている。附属校教諭の先生方は、専属というわけではなく、県内の公立校で様々な経験をされてきた方々である。そのことがまた学生が就職した後にどのように歩むかを「先輩教員」として導くという、格好のお手本でもある。小中高大の「連携」が宣伝文句として喧しい世相であるが、要は「人と人」がしっかりと向き合うことが本道であろう。今年の4年生の多くが教員として正規採用になったのも、誠に附属校で育てていただいたからだと思う。そしてまた僕自身の3年間が、そこに投影されてもいるのだ。

組織ではなく個たる「人」
杯を手に繋がる温かき対話
この地の教育を担う自負を皆が持ちながら・・・
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