「一文字」がすべてを握る緊張感

2016-02-12
キーボード上のたった一つの文字盤
母音ゆえ「あ行」音がすべて打てず
3年目にして不具合もあるよね・・・

昨日、小欄を書き記していると急に「A」の文字盤入力ができなくなった。「は」と打ち込もうとすると「h 」となってしまい先に進まない。「母音」であっただけに「あ行」すべてが仮名変換されなくなってしまった。幸い、携帯用キーボードを所有していたのでワイヤレスを繋ぎ変えて、小欄は書き終えた。それにしてもキーボードは、これほどまでに身体の一部になっているものかとあらためて実感した。何やら自分自身が文字を書けなくなったような、やるせない感覚になってしまった。それと同時に日本語においては、やはり「母音」の果たす役割はとても大きいことを、自明ながら再確認した。文章を打ち込めば、他の文字盤よりも確実に叩かれる頻度が高い「母音」、それゆえに劣化も早かったのではないかと納得もできる事態であった。

またこれは大学研究室のPCにて、ある作業を完遂しようとしてWeb上にログインしようとすると、初期設定されたパスワードを認識してくれない。それは郵送されてきた紙面上の文字列表示が一部曖昧であり、あらゆる可能性を試してみたが不可能であった。「”i”」「”l”」「”1”」の区別は誠に微妙なものであり、プリントアウトされた文字列表示フォントやポイントによっても、誠に識別しづらいものである。こちらの作業も諦めて、当該所管の大学へ平日である翌日に問い合わせをすることにした。「どうしようもないものは自力では動かない」、どうも先月末にあった鞄のナンバーロック開錠不可の事態と同様に、「一文字」に泣かされる状況がこれで3度も続いた。たぶん何かの啓示ではないかと、和歌短歌研究をしている身としては、あらためて助詞「一文字」の解釈によって、意味が大きな幅で変化してしまうことを意識する繊細な感覚が必要なのだと悟った次第である。

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文章を書き記す商売道具ゆえ
三十一文字分の「一文字」がすべてを握っている緊張感こそ歌の命でもある。
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