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大丈夫か?プロ野球

2016-02-04
過去のスター選手
逮捕の衝撃や如何に
本気で危機感を持たなければ・・・

プロ野球元スター選手の薬物使用による逮捕が、一斉に報じられた。僕自身の恣意的な見方であるが数年前から、いや選手としての晩年から、彼はあまりにも異常に変質してしまったと哀しい思いで見ざるを得なかった。嘗ては甲子園の英雄、そしてどうしても入団したかった球団から指名されず落胆。その球団と日本シリーズで対戦し、自チームが悲願の日本一になろうとする直前の守備の最中に既に感極まって泣き出したという、大変野球に対して純粋な青年でったことが、今更ながら思い出される。その野球に対する敬虔な姿勢が消えたのは、「どうしても入団したかった球団」に移籍してからのことだ。野球選手に不似合いな格闘家のような身体となり、報道等への発言も乱暴になったような印象があった。それをメディアは「番長」と鼓舞し、面白い存在として引退後などは芸人に近い存在となっていたように思う。

人の生きる道はそれぞれの選択でいいだろう。他人がとやかく言うべきものでもあるまい。だがしかし、少なくとも日本球界を牽引すべきと思われていた人物の変容は、あまりにも哀れでならない。例えばONを見ればわかるように、今でも球団会長や終身名誉監督としての存在感によってプロ野球を牽引している。そして42歳となるイチローは、MLBという過酷な職場で大記録目指して出場機会の減少にも耐え孤軍奮闘している。彼らの野球に対するひたむきな姿勢は、お年寄りから子どもまで、野球ファンの魂を揺さぶる。昨年の暮れに王さんが投手、打者は長嶋さんという図式がOB戦の始球式として実現したが、左手1本でショートゴロを放った長嶋さんの野球への姿勢を見るに、涙が溢れてしまう。ONIchiroの3人の存在は、僕が野球ファンたる根本的な理由であると言っても過言ではない。自らがどんなに苦しい時でも、この3人の所業を思えば前に進める。図らずもON二人の闘病のあり方からさえも、勇気を貰うのである。それこそが日本プロ野球のスーパースターなのではないのか。野球人気そのものの低迷が叫ばれて久しいが、それでも尚、野球界の一部に、危機感なくさらなるファン離れを助長する輩が存在することを激しく憂えるのだ。高校球界も含めてある種の傲慢な発想が野球界に横行する傾向そのものが、衰退の要因にあることを関係者は自戒すべきであろう。

キャンプが始まっている
次期WBCまでもあと1年
09年のような視聴率40%代の野球の試合が、また観られることだけを願う。
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