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温かく心が通う場を目指して

2016-02-03
野菜魚貝肉類まで
味噌でやや辛い味付
これで元気百倍間違いなし

出張後はどうしても仕事が溜まっている上に、諸々の会議が続いた。中でも、今回の出張において学んで来た「図書館ラーニング・コモンズ」のあり方については、聊かの時間をいただき会議で報告した。ある程度の施設を整備した本学においては、其処で何を行うかと如何に学生を導くかが大きな課題である。論文・レポートの書き方を助言するチューターとして大学院生を雇用して常駐させ、研究や情報リサーチ方法などの相談もできるサービスカウンターを設ける。更には学部講義や基礎教育との連動を視野に入れ、教員もFDの一環として積極的に利用する環境を整備することだ。こうした全国規模の大学図書館変革の流れに乗じて、図書館をより学生主体の能動的な場にしていくことも、僕自身の大きな使命だとあらためて認識した。

などと仕事のことで根を詰めていると、昼食も忘れているほどに。夕刻にも2件ほどの事務処理を終えて帰宅。朝干した洗濯物も、日が暮れてしまうと必然的に冷たくなっている。同じように心身ともに聊かの寒さを覚えたので、近所にある親友の料理屋に足を運んだ。入店すると店主夫妻の満面の笑み、その理由はどうも僕が来店することを予想していたらしい。こうした共感性があることそのものが、「親」しき「友」たる所以である。しばし刺身を食べながら談笑していると、店主が「今日は鍋にしません」と僕に言った。どうやら他に客のいないことをいいことに、「まかない」も兼ねてたまには鍋をご馳走するというのだ。ご夫妻たちも鍋には目がないらしく、様々な栄養素を含む鍋は活力の源であると云う。温かいお心遣いに心身がすっかり柔和になり、大満足の夕餉となった。

施設にも店舗にも
人がいて人に導かれ人と人とが対話できるということ
温かく心が通う場であればこそ、人は生きる糧に出逢うことができる。
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