温かき父母 木の家と人のぬくもり

2016-01-11
稀な朝寝にふと気がつけば
母が家の中を歩むスリッパの小刻みな音
洗濯に掃除にと精を出すとき・・・

正月2日から9日目に及んだが、僕の家を訪れていた父母が帰京する日となった。前日の公開講座と短歌会の連続による疲労や新年会での美味しい酒の余韻から珍しく朝寝をしていると、夢かうつつか聞こえて来る音があった。それはスリッパを履いた母が、家の中を歩き回る小刻みな音であった。滞在最終日とあって早朝から洗濯や掃除に精を出していたようであった。東京の実家はビル構造であったり、しばらくマンション暮らしをしていたこともあって、木の家の中に同居する父母がいると、こんなにも人間的な温かい感覚に触れられるものかと、あらためてその良さを感じ取りながら、次第に心身が目覚めていった。

研究者としての志から地方に赴任し3年目。時折、東京で中高現職教員を続けていた頃の自分と今とを引き比べることがないわけではない。だが生活諸条件にも囚われることなく、己の生き方として現在の選択こそが最良であったのは動かし難い事実だ。それは父母との関係性を考えても同じで、実家からバスで15分ほどのマンションに居住していた頃よりも、父母とのコミュニケーションは深まったと感じている。このように正月を一つ屋根の下でともに過ごし、日常においても母との電話での会話は確実に増えた。山の手線内駅至近でスーパーの目の前という実家の環境は優れているとは思えど、自然に囲まれて空気もよく夜は物音一つしない静寂な環境は、やはり人の心身に優しいのだろう。父母が穏やかに気分よく過ごせているのを肌で感じ取ることができた。

青島から太平洋を眺める
そして懇意にするお店の温かい人々の笑顔
バスではなく飛行機こそが僕ら親子をより身近にしてくれたのかもしれない。
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