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空海・書と漢文学の泰斗として

2016-01-05
弘法大師・空海
両親そして祖母からの信仰
文化人としての業績が偉大にして

初詣といえば、我家では東京の西新井大師というのが通例であった。実家からそれほど遠くないのと、母方の親戚が近所に居住しているからだ。幼少の頃から、機会ある毎に「お大師さま」といって、特に受験などの際はよく祈願した思い出がある。だいたい僕が大学受験の折は、母が毎月21日(お大師さまの縁日で3月21日が御入定の日である。)になると、西新井まで祈願に足を運んでくれていた。受験票が届く1月などは、母が赴く直前に書留便が届き、それを手に祈願に行って当該受験票の志望大学学部が合格したといった縁ある”効力”もあった。3年前の3月には、両親とともに高野山にも参詣している。

両親が訪れているので、勤務地に「お大師さま」はないものかと捜すと、「今山大師」という寺があるのを知った。「背丈」18mに及ぶ日本一の大師像が丘の上にあるというので、車で高速を約1時間半100㎞の道程を走った。快晴穏やかな陽射しの中、「お大師さま」は悠然と延岡市を見下ろし日向灘を超えて、高野山方面を見つめている方角に立像されていた。両親の健康を祈願し家族の発展を祈り、社務所の方々も親切に色々とお話をしてくれた。こんな背景があって、僕は「文化人」としての「空海」に縁が深い。「初大師」たる日が誕生日であり、空海が活躍した嵯峨朝を始めとする漢文学を研究対象にもしており、大学時代は書道サークルで「空海」の書を有志で研究していたこともある。まさに信仰を超えて、「文化人」としての空海の実績に尊崇の念が堪えないのである。

国際人として文化人として
人間・空海としての魅力に更なる思いを馳せ
平安な1年が過ごせることを心から祈願した1日。
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