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ああ忘年会

2015-12-17
「年末に仲間の人が集まって、
 その年最後の談笑・飲食の機会を持つこと。」
(『新明解国語辞典』第六版 三省堂より)

今年は何回あるだろう?と指折り数えるまでもないほど「忘年会」が少ない気がする。「気がする。」というのは表現上であって、実際に少ないのと同時に、過去にはスケジュール調整が難しいほどたくさん行なわれていたという、古き良き時代への懐旧の念が伴う。もちろん長く育って学び働いて来た都会を離れて3年目という地理的条件もあるのだが、「年忘れ」そのものが他の年中行事(例えば、「七夕」や「お月見」)などと同様に、行なわれなくなって来ている傾向は、地方か都会かを問わないようである。職員(社員)旅行などと同様に、「忘年会」も次第に衰退しているということなのだろうか。現に来年度からの学部組織改組にあたり、教員親和会なる忘年会や歓送迎会を開催する組織は年度内解散をすることが決定している。

「忘年会」の定義が気になって、冒頭に記したように『新明解』の頁を繰った。「仲間の人が集まって」という中で、「最後の談笑」が行なわれる「機会」なのだという。如何にも『新明解』らしき記述であるが、「年忘れ」の趣旨からすれば妥当な定義であろう。酒の力も借りながら、現状を忘れるほど「談笑」できる機会は尊い。だが果たしてその「定義」通りの所業を行なうことができる「時代」なのかというと、かなり心許ない。特に僕の勤務地である地方は、公共交通機関が十分に網羅されているわけではなく、電車・バスの本数も少なく終電も極めて早い。(例えば僕が電車で帰宅しようとすれば、10時半終電で最寄駅から自宅まで徒歩20分である。)自ずと忘年会そのものに自家用車でやって来て、ソフトドリンクで食事をされている先生方も少なくない。まったく致し方ないことであるが、冒頭のような「定義」の実現は難しいようだ。

せめて心が開放できるひとときを
そんな願いを込めて「忘年会」に臨んだ
「時代」が変わったで済まされることなのか?「談笑」できる機会が失われていて・・・
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