突然の電話の声は如何・・・

2015-12-16
携帯が鳴る
懐かしい声が響く
思い出して掛けていただいた温情に感謝

研究室にいるとほぼ「個」の状態が保たれてはいるが、時折、電話のベルが鳴ることがある。固定電話への内線ならば「事務的連絡」ゆえに仕方ないが、何らかで番号情報を得たセールス系の如何にも親しげな口調の電話にはいつも辟易とする。「此処が研究室と知っての所業か!」という気分を心の内に充満させ、即座に「お断り」をして電話を切る。もとより話を聞く相手ではない。自分だけの思考の流れがある中で、外界からの雑音は実に不愉快な場合も多い。だがしかし、それも相手次第で正反対に豊かな気分になることもある。

研究室で、携帯が鳴った。マナーモードのままにしてある時もあるが、その時はベルが響いた。受話してみると、大学院時代に専門以外の共通選択科目「発達障害論」でお世話になった先生であった。無念にも番号登録をしていなかったので、見知らぬ番号通知だと思いつつ受話し、姓を名乗られた声に一瞬「先生」であると繋がらなかったが、その口調から懐旧の念が込み上げて来た。どうやらお仕事で、僕の居住地にいらしているが、会うまでの時間的余裕はないので、せめて電話をしたとおっしゃる。この地に僕が赴任する際には、同級でやはり高校教員から大学教員へと転身した友人や、議員になった友人などとともに酒の席を囲んだ。専門分野において大学院で学んだことは数知れないが、こうした専門外の先生・同級生とゼミのような付き合いが持続しているのも世間的に稀であろう。東京での再会を約束し、ありがたき電話を切った。

メール・SNS全盛の時代
されどやはり電話の声に心が温まる
どれほどの人達と出逢う人生か、代え難き己の財産は人との繋がりなのである。
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