ボタンを掛け違えたことはその時にわからない
2015-12-11
掛け違えた時には気付けない先に行ってみてようやく
潔く戻ってやり直すべし・・・
順調にやるべきことをこなし至って好調かと思いきや、朝食で残っていたバケットをすべて平らげたからか、やや腹持ちが重たい。昼食もままならず、講義の時間帯になってしまった。講義の後はゼミの時間帯であったが、この日は「図書館長と学生の懇談会」へ全員で参加することにしていた。「懇談会」という標記で人数も手頃なところだろうと予想していた僕は、活発な懇談になるだろうと予想していると、人数もやや多目で会場を囲んだ学生たちの口は自ずと重かった。「懇談」たる形式を小グループを構成するなどすれば、学生たちはもっと活き活きと発言することができたであろう。まさにその場が「ボタンの掛け違え」であったことは、会が終了してから明確になるのであった。
研究室に戻り残務を処理する。一定の時間で終えられると思いきや、PCソフトの不具合なども相俟って、予想より長引いてしまう。更にメールをチェックすると、提出した書類の間違いを訂正するよう求められていた。普段はこのような間違いはしない、という自負が心の底から浮上し始めて、陰鬱な気分になってしまった。その結果、ジムに行こうという思惑は打ち砕かれたので、食事はしばし行っていなかったエスニック料理店へ。こんな気分ではどんな美味しいものでも、早食いとなり味の記憶も薄くなる。帰路は季節を取り違えたような強風を伴う大雨。視界も悪いので、慎重な運転を心掛けた。何事もなく帰宅できたが、強風に豪雨はやまず次第に自宅前の道路も水が浮き出す始末。しばし不安な時間を過ごす羽目となったが、就寝時間には嘘のような静寂となりようやく心も落ち着いた。果たして、いったい何処でボタンを掛け違えたのであろうか。
「こんな日もあるよね」
落ち着くための合言葉
再び好調な波に乗って週末は東京へ
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