正確かつ冷静に音読すること

2015-11-26
説明文を音読する意義は?
どのような音読がふさわしいか?
正確で冷静な音読が求められることも・・・

共同研究の一環として実施された、附属小学校での研究授業と協議に参加。3年生の説明文教材の授業であったが、音読を如何に有効に機能させ、また話し合いによって「要約」することとは如何なることかを学ぶ指導案が展開された。本時で扱う部分を児童が一斉に音読して理解を促す。その後、指導者が音読し児童は「説明されているテーマ」と「具体例」を分けるべく線を引く。さらに、どのような「事実」にどのような「具体例」で説明されているかを「個人→ペア→全体」で話し合う活動が展開され、いくつかの視点から疑問を提示し合うことで、次第に文章構造が明らかになって行く。授業全体としては、「話す 聞く」が有効に機能したという観点で、小学校3年生としては、なかなか高度な授業であった。

黒板脇に掲示された本文が筆写された模造紙上で、「具体例」を隠した上で児童が音読をする。「この方がわかりやすいですか?」という教師の問いに、児童たちは「わかりにくいです」と反応。再び「目隠し」が剥がされて、「具体例」を含めた本文を児童が音読する。その際の児童個々の読む表情を観察していると、内容理解を伴った集中度の高い音読となっていることが見て取れた。またある児童が、自らの「理解」を全体に説明する場面があったが、その際に本文を「読み上げる」ことがあった。その際の「引用」としての「音読」は、まさに正確で冷静な読み方が求められるのであると教えられた。われわれは、ともすると「物語・小説」教材での「音読」や「朗読」ということに偏向して考えがちになる。内容理解がそのように「音読」に反映し、次元の高い「朗読」に進展するかと単線的な発想で観察しがちである。だが説明文や論説文を教材とした際にアナウンサーの語り口のような、正確さと冷静さを要求した「音読」を目標としてもよいのではないかという思いをあらたにした。

世に多様な音声表現あり
教材内容で音読も多様である
個々の理解に繋がり個々の思考が活性化するためにも。
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