駄洒落と洒落とは違うのだ

2015-11-20
「雷くん!
 君のお父さん最近見かけないね?」
「うん、家でゴロゴロしているよ。」

小学生を対象にした芸術家派遣事業が開催され、大学から所要時間約2時間ほどの小規模小学校を訪ねた。県境に位置し、こじんまりした山間で周囲は「和牛の里」としても知られる土地だ。創立140年を越える当該校では7名の児童たちが学び、地域の他校から13名の児童が、この「落語ワークショップ」を受ける為にやって来ており、計20名を対象にワークショップが始まった。落語とは何か?所作の効果などが実演とともに説明された後、まずは実際に噺を一席。小学生にも分かりやすい演目を、親友の落語家が始めると、児童たちの笑いの渦が体育館一杯にこだました。

後半は、児童たちが参加する能動的学習の時間。冒頭の一例のような、25本ある小咄一覧の中から一つを選択し、2人1組で状況や2人の関係性、そして前後の会話などを想像して付加し、所作も付けて演じるための稽古のはじまり。それぞれの組を落語家さんに僕と、補助学生2名の計4名が助言に廻り歩き、児童たちの想像力を引出して行く。わずかな言葉から状況・相互の立場を考えるというのは、普段の学習にはない想像力を要する。稽古に約30分を要した後は、各組の発表。落語家さんが羽織と半纏を貸して児童たちに着せ、雰囲気も上々で発表会のはじまり。各組児童が楽しそうに演じる姿に、学びの原点を見る思いがした。「国語」というのは、もっと日本語の面白さを体感する学習を盛り込む必要を、あらためて確認できた。

落語家さんの「こういうのを何というの?」の問いに
「駄洒落!」と答えた児童
反省会で落語家さん曰く「駄洒落と洒落は違うんですよ」
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